円環的ぬかるみ

3月 8, 2009

最近、自分が何なのか分からない。
欲望の大部分が知識を得るという行動に侵食されている。
とにかく、いろんな色の知識を食べたい。
太古の歴史から、ネットの掃き溜めまで、どんなものでもすんなり頭に入ってくる。
でも、知識を得るのにも、それを利用して何かを表現するにも、あまりにも人生というノートの余白は少ない。
もしも私が働くんだとしたら、それは何かとても重要な物を捨ててるんだと思う。
お金なんていらない。でも時間はほしい。
お金なんていらない。本当にいらない。知識を食べられればそれでいい。
親に言ったら泣かれるかな、泣かれるだろうな。
いろんな体験も食べたい。
一歩外に出ると、そこでは新しい日付の世界を食べられる。だからこの頃、外に出るのがとても好き。
倫理的にはダメな考えなんだろうけど、どうでもいいような仕事をしている人がかわいそうに思える。
ただ働いて、お金を稼いで、老後に備えるのが楽しいのかな。楽しくないんだろうな。それを無駄と思うのは勝手だよね。
無駄な事をして、時間を捨てるのなら、私は今すぐに死んでも同じだと思う。
だってそれは知識を食べられないから、死ぬのと全く何も違わない。
というより、食べられないから死んじゃう。
書く時間も惜しいぐらい。
もしも人生に二度目があるのなら、ゆっくり休んで、絵を描きたい。

神様は七日で世界を作ったというけど、私は何年経っても世界が完成しない。
どれだけ書いたら世界は完成するのかな。
やっぱり神様ってすごいね。

Leave a Reply