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今川版マジンガーZ

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 新作がマジンガーZとな!?こいつぁすげえ。

超銀のおもひで

 拍手をいただいたので、感謝の舞いを披露するのである。うひょー。

 数年前、かなり「アレ」と評判の超銀を見たときのことだ。かねてから聞き及んでいた通りの出来に、かえって脳のなにかが刺激を受けたのだろうか。「これはいっちょ本気で感想を書いてみるべぇ」と腰を上げようとして幾星霜、感想文は書きかけのままいまだに完成していない。

 WEBアニメスタイルで小黒祐一郎がコラムを連載しているのだが、その最新分で「超銀河伝説」を話題に出しておられた。それを読み「ああ、小黒さんでさえもやっぱり超銀についてはこう書くのだなあ」としみじみ納得してしまった。うん、あれはなあ……。

不安だ

 少しずつではあるが一歩アニメの続報が出始め、ずっと動きのなかった公式サイトもリニューアルされた。
 以前「監督はじめスタッフの何人かが変わったのは残念だけど楽しみだなあ」と、のんきなことを言っていた私だが、実はひとなみに不安も感じているのである。私は基本的にネガティブで貧乏性なのだ。
 その薄っすらとした不安が、とうとう形となって現われてきた。なんと間柴久美役の声優さんが交代するという。しかも本職の声優ではないようだ。なんだと。主要キャラは変更がないと伝えられていただけに驚きもなお一層大きい。久美ちゃんはメインキャラの勘定に入っていないとでも言うつもりか、あ゛あ゛?(やくざ口調)
 さてこの変更がヘナヘナの序の口であればよいが。いや、まあ音楽が今堀恒雄でない、監督が西村聡でない、という時点で結構ションボリポイントであるのだけれど。

 ところでアニメ1期のDVDボックスが発売されるそうな。……昨年、足を棒にして探し回った思い出があるのでちとショック(どうもネットで買い物をするのに抵抗がある)。がまんして待てばよかったかもー。

RD23話-26話

23話「人間律」

 久島の考え、直観がはじめて言葉として語られる。かれがなぜ、気象分子散布に反対したのか。そして地球律とは何か。
 まずひとつ。この話は22話までの謎が明らかになり、次回以降の展開を盛り上げるための布石を打つ、重要な回であるはずだ。
 だがいかんせん遅すぎた。これまでまったく語られてこなかった地球律の謎は、言葉でさらりと触れられただけで「ふーん」以上の感慨を呼び起こすものにはならない。視聴者に「おおっ!なるほど!」と思わせるためには、少なくともこれ以前の段階で地球律に触れたエピソードを1話か2話使うべきだ。
 また、ジェニー・円は気象分子推進者であるため久島や波留たちと対立することになるのだが、これも描写が唐突すぎた。主人公組みが仮説ですらない、いやトンデモ科学状態の地球律を信じて動くのはわかる(あのひとら直観のひとやから(笑))。しかし円のかたくなさに説得力が感じ取れない。これではただの悪人だ。円は4話以降クライマックスにいたるまで登場してこなかったため、対立してても人の話を聞かないおっさんにしか見えないのだ。もしこの前段階で、円が気象分子をまるでわが子のように大切している、情熱をかけた研究だとわかる話があれば違ったのかもしれない。しかしそんなエピソードが作られることはなかった。描写をするのは遅すぎたのだ。
 それから、これは作劇上のミスではないが、ソウタが部長代理に就任しているのは明らかにおかしい。いやこれがたとえば「グレンラガン」とかならいいよ?けれどもこの「RD」では、ただの助手が責任ある立場につくことがありえる世界観ではないだろう。しかもソウタが部長代理になる必然性がないのでよけいに不自然に感じる。

24話「地球律」

 これ単体で見ればかなり盛り上がる話ではある。しかし23話で盛り上げる伏線を張るのに失敗してるため、24話は気象分子散布が成功してしまうというイベント消化以上のものにならなかった。つくづく残念だ。

25話「ラストダイブ」

 気象分子が散布されてから一週間。砂漠化した地域で300日ぶりに雨が降るなど、気象分子は順調に効果を上げているようだ。円が望んだように。かつて人の手で破壊された地球を人の手で戻さなければならない。それが円の望みだったのだ。
 一方電理研では、久島が残した最後のカード、超深度ダイブを実行するための準備を進めていた。
 ……だからなんでなんだよ!気象分子が地球律を引き起こし、海が燃えつきるような事態を起こす可能性がある、というのはあくまで仮説ですらない、久島の直観だったわけだろう?世間的にも気象分子バンザイな雰囲気な中、人工島を支える電理研がそんなことをやっていていいのか?
 というわけで今回は大人っぽくなって色気が出てきたミナモさんと波留さんとの、哀しみあふれる昼食シーンが見どころでした。

26話「リアルドライブ」

 実は19話を見たとき「波留さん最後には海の不思議パゥワァで若返るんじゃ……」という考えがちらりと脳裏をよぎった。けれどもアニメ誌のインタビューで「逆浦島太郎をやる。肉体は老いてしまって、話が進むにつれて精神が若返っていく」とあったから、最終的には精神年齢30歳、肉体年齢80歳のスーパーおじいちゃんで完成されるのだろう立てるようになるのはともかく若返るなんていくらなんでもクチャクチャだろハハハハ。と思い直したのだ。
 まさか本当に若返るとはねー……。トンデモ科学ここに極まれり。
 いや、べつにトンデモ科学なのはいいんだよ?海にすべての記憶が眠っていようが、体内の水を通じてすべての生命は共感しあえようが、それを魅力的な物語にしたてあげることができるならば、トンデモ上等だ。いくらでもやってくれなさい。
 しかし「RD」は致命的なまでに説得力に欠けている。「分かりにくいかもしれないけど、これはこういう理屈があってこうしているんです」という説明をおざなりにして「見たままを感じ取ってください」というのは、物語の作り手として怠惰に過ぎる。感じてほしいというのなら、まず言葉を尽くすところからはじめるべきだ。
 ハレー彗星の影響で地球全体が活性化し、水によって命がひとつになった夜。なるほどそれはとても美しいものだったのかもしれない。けれども、ほんとうにそれは伝わったといえるのか?空を見上げているのは非常に狭い世界で展開していたこの作品に登場していた人物だけ、いわば身内だ。
 このアニメ、全体的に起承転結のうち、「起」の部分がどこまでも欠けてたんだなあ……。地球律とはなにか、というテーマと世界観の根本にかかわる設定にはじまり、キャラクターの動機も説明はされるけど説得力がない、各話でも話がなんでそうなるのか不明な事が多い、と物語の最初の要素たる「起」がどうしようもなく欠けていた。
 そりゃ、傑作にはならないとは思っていたけど、まさかこれだけひどい出来で終わってしまうとは。もうちょっとなんとかならんかったのだろーか。

「はじめの一歩」2期情報

 今週号のマガジンで「一歩」アニメ2期についての情報が公開されていた。それによると制作はマッドハウスでメインの声優陣も以前と同じメンバーだそう。よかったよかった。やっぱり声のイメージは重要だから変更がなくてひと安心。
 ではあるのだが、やはりというべきか、監督の西村聡と音楽の今堀恒雄は今回不参加だった。「TRIGUN」劇場版が2009年公開で制作時期が重なってしまうから、今回の2期決定の報を耳にしたときから気になっていたのだが……。予想していたこととはいえ、ちいと残念じゃわい。
 んで、次の監督は宍戸淳、劇伴は平野義久という人がやるそうな。両者とも特に覚えがない名前。調べてみると、宍戸淳は1期でも各話の演出で参加していた人で、まったく無関係だったわけでもない。監督としては「彩雲国物語」「おくさまは女子高生」を担当……えらい軟派やな(笑)。
 平野義久もわたしが見たことのあるアニメで劇伴を手がけているらしいので(最近では「RD」とか)、作品リストを見る限りでは不安に思わなくても大丈夫っぽいなー。
 それ以外にもシリーズ構成が浦畑達彦から筆安一幸に代わってたりもする。筆安一幸も1期で脚本書いてたけど。しかし八木ちゃん役の中嶋聡彦て声優引退して音響に行ってたのね。今回は音響監督兼声優としての参加になるのかしら。

RD19話-22話

 なんかだいぶためちゃった。最終回をひかえて急展開を見せてきたのでここいらで書いとかないと。

19話「巡る雫」

 うーん……。言っちゃあなんだが、ただの自然礼賛に終わった感があるな。8話や15話でもその傾向はあったし、現代的な感性で進んだ技術と偉大な自然というモチーフを扱えば、どうしても自然礼賛に偏ってしまうのかもしれないが、やはりもう一歩進んだ視点で話を展開させてほしかった。
 ついでに、「自然はスゴイヨ」という言われんでも分かるようなことをトンデモ科学なノリで説明するのもどうかと思う。
 「人間は気象分子で天候をコントロールしようとしたが、天候はもともとバランスを取るようにできている。同じ機能がぶつかりあってメタルにノイズが起こった」……ということを2話かけて説明したオチが、自然パゥワァで波留さんが立てるように!というのもなんだかな。

20話「その足で」

 前回を受けて、自分の足がリハビリすれば動けるようになると気づいた波留さん。久島に知られれば無理をするなと叱られるから……と、秘密特訓をするようになるが、それを見守るミナモはなんだか複雑なのであった。
 歩けるようになったら、バディとしての自分はいらなくなるのでは?そう思ったミナモは、友人たちの勧めもあって電脳化しようとまずは適性検査を受けることにする。
 は、ともかくとして。波留さん頼みますからそんなただの公園でリハビリするのはやめてくださいーッ!80代だと転等はまじで骨折の危険が。いくらなんでも、最初は手すりのあるところで始めたほうがいいんじゃないでしょうか、やはり。ミナモさんも介助実習入るくらいなんだから介護カリキュラム受けてるでしょうに。
 がしかし、それ以上に「をいー!」なのが久島である。自分のメンテナンスの間、若波留の義体に入ってるってあんた。
 いや理屈は分かるんだ。波留さんのために用意はしたが、結局義体化しなかったので自分が使ってると。捨てるのもなんだろうし。だとしても…うん…まあ…えーと…。
 ところで久島in若波留とミナモの会話からするに、久島は電脳不適応者なのだろうか。だとするとこれまでメタルを使って通信してた描写はなんだったんじゃい、となるけど。あ、「自分がデザインした服を着こなせない」=「設計したメタルを使えない」てことなのかも。ひいては、地球律を求めているけど海に潜れぬ自分では感じ取れない、てな意味なのだろうか。

21話「永遠」&22話「静かなる海」

 人工島建設より20年。それを記念した式典を前にハレー彗星が現われ、島はお祭ムードに包まれていた。ホロンと共にありたいと決意し、書記長に別れを告げたソウタはホロンに贈るブレスレットを買い求めるが、うやむやのうちに渡せないまま。
 だがそんな中、評議会で気象分子の停止を提案した久島が何者かに拉致されてしまう。波留たちの必死の捜索により、どうにか奪われた久島の脳核を奪還することに成功したが、久島の意識は戻らず、ホロンも初期化されるのだった。
 ……という話なんだが、「なんでそうなるのか」というつっこみどころが多すぎて困る。
 進みすぎた技術は怖いヨ、とやっておいて、ソウタのホロンに対する恋慕になんらの葛藤もないんだなとか。いや、一応16話で解決はしてたか?まあここらへんは、心を決めさせておいてホロンを喪失させる、という落としのための布石だからいい。
 さらに解釈に困るのは、なんで久島が拉致されねばならないのか、だ。理由がさっぱり分からんのだよなー。気象分子推進派のジェニー・円としては、宣伝にうってつけの記念式典でどうしても使いたい。だから中止を提言した久島は邪魔だったろう。だとしても、それがなぜ拉致&脳核初期化という行動に出るのかが皆目不明だ。せいぜい、一時的に拘束するだけですむだろう。犯人役はソウタに締め上げられていたスポンサーにでも押しつけてしまえばいいことだ。
 もしくは、恒久的かつ強引に排除しなければならないほど、円と久島の対立は以前から続く深刻なものだったと考えることもできる。しかしそうした描写はこれまでなかったし、書記長、円、久島の三人がいることで人工島は発展してきたのではなかったのか。
 このアニメはたびたびこーゆー致命的なところで脚本の穴があるから困るんだよなあ。てか、久島は地球律を優先することで自分の立場が微妙なものになることを悟っていた風だが、その地球律がいまだにどんなものか視聴者にさっぱり説明されてないのがなんとも。これから盛り上がるべきところだというのに、大丈夫なんだろうか。
 にしても矢尾一樹の「やぁってやるぜ!」は吹いた。これ聞くのひさびさだ。

RD17&18話

 「あそこそ」小休止の間隙を縫って「RD」感想。
 しかし、今日は本来放映日のはずなんだが(当地では月曜深夜なんす)、新聞を見ると「RD」の文字は見当たらない。今日この枠では「乃木坂春香の秘密」というアニメを2話続けてやるようだ。おそらく、先週野球の試合を放映したためにスケジュールが合わなくなったんだろう。件のアニメは今週が最終回だそうだし。
 あのー、「RD」も同じ措置をとってもらえないでしょーか。もう関東から何週遅れてるのか分からないよ。

 まずは17話。いや、なんか……「波留さんはたらし」という言葉しか浮かばないんだけどもいったいどうしたら。途中までは普段ばらばらに暮らしている蒼井家が、めずらしく一同揃って夕食をとるまでを描くハートフルストーリーだったのに。ラストの波留さんとミナモの祖母、洋子さんとの会話で、波留さんは女泣かせのひどいやつということが暴露され、それしか印象に残らなかったではないか。
 続いて18話、前後編のファーストパートである。この時代、いわゆる「自然」というものは地球上にわずかしか残っていないそうだ。これまでも、物語の舞台である人工島では天然ものの食材は貴重だとか、海洋生物がかなり絶滅しているらしいということが語られてきたが、地球全体規模で環境は変異しているのか。また環境分子や気候分子という技術があり、詳細はわからないが自然現象のコントロールを人類は可能にしていると思われ。
 一方で、数を減じた「自然」は著しく発達していた。短期間で樹木が成長し、森林が村落を飲みこんでいく。その様を、波留は「地球がエネルギーをすべてそそぎこんでいるよう」と表現する。
 つまり、これまでほとんど語られてこなかった「地球律」が、とうとう本筋に据えられるということなんだろーか。メタルにノイズを与えているのはやはり地球律の影響?てか、その地球律がどういうシロモノなのかは、思わせぶりに出てくるだけで具体的な話はなかったんだよな。後編ではたぶんその一端が解明されるだろうし待て次回――って、その次回はいつになったら見られるのやら。めそめそ。

「はじめの一歩」再アニメ化

 マガジンで「はじめの一歩」が2009年からふたたびアニメ化されることが発表された。とうとうくるのか。「プルーフオブパワー」が、「リベンジ」が、そして「バトルオブホーク」が。
 ひゃっほう。

 ところで。おそらく沢村戦で〆ると思われるが原作で2コマほど出番があった柳岡は…出ないだろうな。そこまで現実から乖離した夢を見ることはできない。<おおげさ
 ところでその2。前シリーズで監督をつとめた西村聡は2009年公開予定の「TRIGUN」劇場版の監督でもある。もし続投すれば制作時期が重なってしまう。となると交代するのだろうか。個人的には同じスタッフで続投してくれると嬉しいのだけれど。
 ところでその3。時間帯は不明ながら、放映は日本テレビ系列である。はたして当地では放映されるのだろうか。放映されたとしても、深夜帯なら関東から1ヶ月遅れ。「アカギ」のときは一挙2話放映などもあり、最終的には1週間遅れになっていたのに、なぜここまでずれこんでいるのだ。ぷんすか。
 ああ、別の可能性を思いついたぞ。「ヤッターマン」を引き継いでゴールデン枠で放映するのだ。…それもなんだかな。

RD16話

 先月あたりからヘロヘロが続いている。TVアニメなんかは続きものだから、特に見る気力がない。こうなると追いかけるのもしんどくてねー…。RDはまだなんとか視聴を継続できているのだが、ここらでひとつ、6話のような秀作をまた出して欲しいところ。
 10月からの新番組のラインナップもちらほら聞こえはじめてきた。余裕があればクラナドでも見てみようかなと考えている。

 4話「欲望の環礁」に続くお色気(笑)回でもあり、5話「スーマラン」をふまえてのソウタとホロンの回でもあった。
 ソウタはアンドロイドであるホロンを単なるインターフェイスではなく、ひとりの女性として見ている。そんなソウタに向けて書記長や波留、そしてホロンは、アンドロイドはAIであり心など存在しない、という。心のようにみえるのは、プログラムに書き加えられた一行のソースコードが反映された結果に過ぎないのだ。
 だとしても、腕を破壊されたホロンが起き上がろうとする様、おそらく損傷のためだとしてもオイルが目からあふれ出す様、ソウタの名を呼ぶ様にこそ人間は心動かされてしまう。
 そこに人間と同じモノはなかったとしても、人間の心は「何か」を感じ取ってしまうのだろう。
 だからソウタは人間ではないからといってホロンを「人間ではない物」として扱う必要はない。「勝てないとわかったから」と言ったのはそういう意味なんだと思う。
 てか、妹のミナモの方は兄の煩悩などつゆ知らず、好きな食べ物を聞いたり、アクセサリーをプレゼントしたり、「勝負してくれ」に呆れたりと、ほとんど人間に対するのと変わらない態度で接しているのであった。

 今回はごくまっとうな話だった。にしても、アンドロイドの取り扱いとかもっとつっこんでほしかったなー。公務用アンドロイドがすべて同型なのは工場生産品だからだろうし、外見モデルが書記長なのは、おそらく彼女が過去人工島初代プリンセスとかいうやつをやっていたから。
 だけど、ホロンたちがなぜ「特に男性が快適に過ごせるように」プログラミングされているのかとか、どうしてその筋に人気があるんだ、とかハナマチに不正流出したいきさつは?とか聞きたいことがいろいろー。いや、まあこんなん気にするの私くらいかもしれませんが。

RD15話

 今回のサブタイトルは「食 "imotare"」。RDは毎回サブタイに日本語と英語を併用しているのだが imotare ってなんじゃらほい、と首をかしげていたらどうも「胃もたれ」らしい。まじか。
 感覚は脳に送られる信号。科学技術は電脳を介して擬似的に食事をさせることも可能にした。しかしメタル内でもたらされる美味にふける一方現実空間では…とまあそんなお話。
 ややもすると説教くさい話になるところを、ピーマン撲滅運動に邁進するミナモ、そして美食倶楽部メンバーたちの大仰なリアクションによってユーモラス(というかお笑い)に仕上げてある。
 なんだかミナモを見ていると「ロップまたひとつおりこうさん♪」という台詞が頭をよぎった。<分かりにくいわ!
 つまり教育テレビの小学生向け社会科番組を見ている気になるというか。視聴者は電脳化されていない彼女を通して、人工島というメタル技術の最先端に支えられた舞台を垣間見ているのだから、そういう雰囲気なのは当然かもしれない。
 そして仲良さげな雰囲気の久島とミナモになごむ。11話のバイオリンの一件ではつっけんどんな対応だったのにな。しかしミナモさん、波留さんといい久島といい一之瀬カズネといい、順調にじじい殺しのスキルを身につけつつあるようだ。え、違う?

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