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RD17&18話

 「あそこそ」小休止の間隙を縫って「RD」感想。
 しかし、今日は本来放映日のはずなんだが(当地では月曜深夜なんす)、新聞を見ると「RD」の文字は見当たらない。今日この枠では「乃木坂春香の秘密」というアニメを2話続けてやるようだ。おそらく、先週野球の試合を放映したためにスケジュールが合わなくなったんだろう。件のアニメは今週が最終回だそうだし。
 あのー、「RD」も同じ措置をとってもらえないでしょーか。もう関東から何週遅れてるのか分からないよ。

 まずは17話。いや、なんか……「波留さんはたらし」という言葉しか浮かばないんだけどもいったいどうしたら。途中までは普段ばらばらに暮らしている蒼井家が、めずらしく一同揃って夕食をとるまでを描くハートフルストーリーだったのに。ラストの波留さんとミナモの祖母、洋子さんとの会話で、波留さんは女泣かせのひどいやつということが暴露され、それしか印象に残らなかったではないか。
 続いて18話、前後編のファーストパートである。この時代、いわゆる「自然」というものは地球上にわずかしか残っていないそうだ。これまでも、物語の舞台である人工島では天然ものの食材は貴重だとか、海洋生物がかなり絶滅しているらしいということが語られてきたが、地球全体規模で環境は変異しているのか。また環境分子や気候分子という技術があり、詳細はわからないが自然現象のコントロールを人類は可能にしていると思われ。
 一方で、数を減じた「自然」は著しく発達していた。短期間で樹木が成長し、森林が村落を飲みこんでいく。その様を、波留は「地球がエネルギーをすべてそそぎこんでいるよう」と表現する。
 つまり、これまでほとんど語られてこなかった「地球律」が、とうとう本筋に据えられるということなんだろーか。メタルにノイズを与えているのはやはり地球律の影響?てか、その地球律がどういうシロモノなのかは、思わせぶりに出てくるだけで具体的な話はなかったんだよな。後編ではたぶんその一端が解明されるだろうし待て次回――って、その次回はいつになったら見られるのやら。めそめそ。

目標

 拍手いただきました。動きのないサイトですがありがとうございます。

 福本系検索サイトの「ざわざわサーチ」さんが11月で閉鎖される。いままでありがとうございますー、と思ってたら昨日新しい検索サイトさんができていたのを知った。しかもふたつも!わひょーい。
 でも拙サイトに関していえば、いまの情けない状態を考えると新しいサーチに登録するのもはばかられる。動きが完全に止まってるし…。小話ひとつ書きあげたら登録できる、とか自分に目標を設定することにしよう。

「あそこそ」27日

 今日の目玉は、やはり「母帰る」と「魔術士かどうか曖昧なあれ」だろう。「ちょうどぴったり、目玉はふたつだ」。トトカンタ編は、舞台が舞台だから無謀編に通じる描写が多い。
 でも無謀編どおりのトトカンタなら、騎士軍にも充分対抗できる、いやむしろ手に負えない気がする…。あの連中を相手にしなければならない騎士軍の方が心配だ。騎士といえばダイアン部長は元気かな。まあ部長は読者が心配などせずとも、きっとあのままに違いない。

 せめて一人くらいは魔術士をタフレムに連れ帰りたいイザベラは、おそらくよりにもよってマジク母ことアイリス・リンに声をかけたのだろう。そんな、自分から地獄に足を踏み入れるような真似をせんでも、と思うが知らなかったのだからしょうがないよね。ああ、アイリスの方からしかけた可能性もあるか。
 まあイザベラは一晩悪夢を見ただけで済んだのだからまだマシといえよう。怪人ゼッドが<塔>に与えた被害を考えれば。それに、それですらマジクの心当たりである「あれ」に比べるとまだ常識的な範囲に留まる。アーバンラマに帰っていてよかったよかった。
 今回の更新で分かったのは、バグアップズ・インの土地建物はアイリスの所有だったということ。あっちの法律では、相続財(不動産)を持つ人間のみ家名を名乗ることが許されるから、いままでが「バグアップ・リン」と記述されなかったのは筋が通っていたわけだ。
 そういえばアイリスは魔術士なのかなあ。マジクの母だから素養があるのは間違いないし、どこかでオーフェンが「マジクは以前に魔術を学んでいるのでは?」といぶかっていた描写があるから使えそうにも思える。あれは意味ありげに書いてたくせにその後まったく触れられなかったから、意味のない設定だったんだろうけど。

「あそこそ」26日

 さて、いろいろ開示がきましたよー!
 まずは昨日初出の「サンクタム」。貴族連盟が魔王――つまりオーフェンの抹殺を命じた人物の名ということが判明した。オーフェンはレッド・ドラゴン、白魔術士とも渡りあえる境地に達したが、いまは借り受けたスウェーデンボリーの力を持て余している状態だ。これは秋田お得意の肉弾戦が見られるか。
 そしてその情報をつかんだ、ということはフォルテも回復した可能性があるな。現在「ネットワーク」を使えるのはフォルテくらいだろうし。その場合、ダミアン・ルーウによって精神を破壊されたかれを癒したのはいったい誰かということになってくるが…。<塔>側に白魔術士がいれば別だけども。
 ハーティアはハーティアで、やはりトトカンタを拠点に成り上がろうとしているのにはなにか目的がある様子。ひとつの選択肢になる、という台詞からすると、いずれ自分の行動が<塔>(というか、チャイルドマン教室にとってか?)の利益にもなろうと考えているように見える。もっとも、純粋に<塔>のことだけを考えての行動ではあるまい。頼むから、そんなおとなしい行動を見せてくれるなよ。わくわく。
 こうしてイザベラとハーティアの会談が終わったわけだが、このままマジク視点で話を進めるのかな。

 先日古本屋へ寄って、「背約者」をぱらぱらめくってみた。ちょっと前の感想で書いた、最終拝謁について確認したかったので。
 うーむ、ざっと読んだ感じでは、サルアもメッチェンも最終拝謁受けてるように思える。ただ、クオの台詞からすると教義の実態については気づいてなかった様子なので、詩聖の間を見はしても精神支配による記憶の幻視は体験してなかったとか?いやそれだとやはり矛盾が…。だいたい、「狼」でディープ・ドラゴン種族がキムラックの様子を知りたがってたんだよな。そちらの目的はオーリオウルの現状の確認、というところだろうか。
 いかん、考えてるとわけがわからなくなってきた。頭から煙が出てきたので倒れることにする。ばったり。

「あそこそ」25日

 ををををー、新情報登場。
 結界消失をきっかけに緊張状態に突入だの、オーフェンの目が青くなっただの、驚くべき展開が続く「あそこそ」だが、これまでは既存の情報と人物で構成されていた。しかしなんとここにきて、出版された巻のいずこにも登場しない新しい単語が出てきたぞ。
 サンクタム。イザベラがハーティアに問うたこの言葉、はたして人名なのか地名なのか。訪問の目的は別にあるのでは、と踏んでいたがこれなのかな。お願いだからイザベラさんもうちょっと詰め寄ってえええええ。
 何度も言っているが、やっぱり後日談とか番外編てなシロモノじゃあないよねこれ。ああ、24時間後が待ち遠しい。

 以下は拍手レス。


「あそこそ」23、24日

 拍手いただきました。ありがとうございますー。あな嬉しや。

 実はひそかに目標としていた毎日感想がとぎれてしまった。ちと口惜しいのう。
 前回、私は「ハーティアは戦争に参加する気なんかないだろうな」と書いた。「扉」での言動からそのように想像していたのだ。まああのときは、ほぼ蚊帳の外状態からいきなり渦中に放りこまれたということもあるから、大きな動きができない状況だったのだけれど。
 だがまったく違っていた。奴はこのうえなくやる気だ。召集に応じないだけでなく、支部の中でも特に強力な術者を22名も手元に残して子飼いとし、そのうえ市行政にも食いこもうと動き出していたのだ。
 おそらく、本来のトトカンタ支部長が避難したので後釜におさまったと思われるが、それを契機に上を目指すつもりになったのだろう。まるで<塔>を掌握しようとしたフォルテのようだな。……ああ、そういえばハーティアは「野心の強すぎる補佐役」と言われていたのだった。その野心が行き場を見つけ、とうとう表に出てきたということなのか?うおおおお。
 ところでフォルテ、生きてるのだろーか。
 ハーティアが同盟、ひいては<塔>に従わない道をとるほうへ動こうとしているとなると、貴族連盟対魔術士同盟という単純な構図に波紋を投げかけることになると思われ。どちらにも与しない、第三勢力となりえるかどうかは不明だが。
 とりあえず、復旧作業にとても手慣れている住民のみなさんによって、港湾はその機能を取り戻しつつあるようだ。ただ問題は船で、これがなければトトカンタの優位性が失われてしまう。
 イザベラとのやりとりが、がぜん緊張感をはらんできたぞ。23日付でマジクに向けられた「苦いものが浮かんでいる」眼差しがどちらからのものかにせよ、事態の推移に絡んでくるのか気になる。
 視線の持ち主がイザベラだとすると、トトカンタ出身のマジクのことを気づかってのものだと考えられる。また逆にハーティアならば、これからの話にオーフェンがからんでくる可能性があるんじゃないかと希望。でも順当に考えるとイザベラの方だろな。私の予想は当たらないから、あまり深読みはしないほうがいいだろう。

5周年企画について

 来月で当サイトも開設してからまる6年を迎えるのでございます。と・いうわけで5周年企画として受けつけておりましたリクエスト、10月25日をもって終了しようかと存じますです。

 そしてサイトのヒット数が4万に達しました。管理人の尋常でないのろのろさにより、動きのないサイトですが皆様にはお礼の言葉もございません。よろしこよろしこ。

「あそこそ」22日

 今日も元気に感想いってみよー!
 さていろいろ深読みしていたが、イザベラ――というか「塔」の目的は単純に魔術士招集だったとあっさり判明した。それで、召集に応じないハーティアに脅しとして反逆罪云々を持ち出したと。ひとりでも魔術士はほしいこのご時勢、ましてや落ちぶれたとはいえやっこさんはチャイルドマン教室出身者。腐っても最エリートである。そりゃ引っ立てに来るよね。
 ではハーティアがタフレムに戻らない理由はなんだろう。「扉」あたりを考えると、戦争なんぞに興味を示さないと言われても納得ではある。かれにとって、世界の命運など二週間先に予約したディナーと同程度なのだから。ハーティアが自主的に動くのは、チャイルドマン教室の面々のためだけだと思われ。ああ、だからこそオーフェンがきっかけではじまったとも言えるこの騒動には、なおさら関わりたくないのかもしれないな。
 そういう関係は、イザベラのように外部の人間から見れば親友に値するものだ。けれどもハーティア本人にとってはライバルだった、と言い表すというあたりが秋田節。そういえばキリランシェロが出奔して成績落としたんだよね。あまつさえ「獣」の事件を経れば、いろいろ力が抜けるのも頷ける。
 チャイルドマン教室揃い踏みでなにか事に当たる、ということはおそらくありえないんだろうな。最後の機会だった「扉」でもかれらはああだったし。読者としては一度くらい見てみたかった光景なんだが…。

 にしても、トトカンタってモグリの魔術士が多い土地柄だったのか(笑)。確かに無謀編で何名かそれっぽいのが出てきたなあ。「モグリさん」がいなくなって以降、ラシィはああいう手合いを相手にしていたんだろうか。そういえばハーティアがオーフェンの所在を知ったのはいつからだろ。やはり「獣」で訪ねてきたとき?無謀編の時点で薄々勘付いていた可能性もあるけど。
 んで、ちょっと勿体つけた書き方をしているので、やはりイザベラの目的は別にあるような気がするよ。待て次回。

「あそこそ」21日

 そろそろ毎日感想を書くのがつらくなってきたぞ。まあ、更新されるといってもあの分量なのだから、その都度実のある文章を書くほうが難しい。

 前回、ほとんど台詞もなく姿見せ程度だけど無謀編キャラが登場した。別世界扱いの「はぐれ旅」と「無謀編」の接点が生じたとなると、グロ魔術士が依頼を受けたアーバンラマの資産家は……ひょっとすると、ひょっとするのだろうか。でも依頼主当人ではなかったとしても、あの姉妹の知己であるということは結構大きなコネになりそげ。なにせ「アーバンラマの蒸気王」の娘たちだし、長女の経営する会社も国家機密級の発電機を開発できる(予定。そして予定は未定)の規模だ。
 無謀編キャラが出てほしいか、ほしくないかは別として、あの人らが移住すると「世界最強トーナメントが開け、ワニ娘の父がほいほい空間爆砕を放つ町」があっという間にできあがるだろうなと。

 これまで本家にならいキャラ名を伏せて書いていたが、読んでる人に分かりづらいし、なによりめんどうだ。今回からは名前を出すことにする。
 マジクは「牙の塔」に入門か。オーフェンから受け継いだ紋章ぶら下げてるだけ、ということもありうるけど。東部編終盤でイザベラに面倒見てもらっていたから、その流れで教わることになったのか。でもオーフェンから魔術の構成と制御はお墨付きもらってたよな。ほかに教わることってたとえばどんなことがあるんだろう。
 海老男もといハーティアは支部長に出世。あれ、それとも最初から支部長として就任してたっけ?トトカンタに住む魔術士の生活環境とか福祉とかそういう仕事してたように思うんだが。
 そしてイザベラの用件とは。同盟反逆罪云々は方便らしいけど、情勢は深刻だしなあ。ただ居残っている人間を呼び戻しにきた以上のことを期待してしまう。この章で大陸魔術士同盟の動向が判明してほしいところだ。

 なんのかんの言いつつ、今日もある程度の文章量になってしまった。

「あそこそ」20日

 タグ追加した「あそこそ」、本日の感想。
 うわー、海老男とその部下があああっ。別世界に等しいものだったとはいえ、無謀編キャラが本編に出ることは基本的になかったからなあ。ま、だから登場してもあのあっさり風味だったのかも。
 そして海老男が同盟反逆罪ってどういうこと。あの場には最後までいたから、そっちの件でなにかしら嫌疑がかけられているのだろうか。それとも、6日付の更新で法廷に来なかった「あいつ」が海老男だとすれば、魔術士の相互補助に反したかどで、ということも考えられる。明日で説明されるかなー。一日ごとに小出しにされる情報で納得したりわくわくしたりで忙しい。
 しかし死の教師の出番がとりあえず終わって目に見えてテンション落ち着いたな、私…。なんと分かりやすい。

「あそこそ」19日と思い出話

 章も変わり、語り手も変わった。舞台がトトカンタということは…これは海老男の出番か?部下が出たらどうしよう。ああ心臓に悪い。<そればっか
 にしても秋田禎信。「誰も見ていないかもしれない」って…。どれだけのファンが毎晩PCの前でわくわくしながら更新を待ってるか知らないというのかー!!
 この猛る思いをどうやって伝えれば。もしやいまこそ入会はしたがそれっきりコミュも入らず日記も書かずのmixiを活用すべきとき?ぐるぐる。

 と、まあ毎夜テンション爆高でお届けする「あいつがそいつでこいつがそれで」感想文、そろそろひとに呆れられてる気もしつつ、今宵は一息ついて落ち着いてみる。まあ、爆発の原因、死の教師の出番が終わったからね。
 「オーフェン」を知ったのは、まだライトノベルなどという単語もない時代、90年代の半ばだった。破天荒なコメディである「無謀編」から読みはじめたため、本編たる「はぐれ旅」の尋常でないシリアスな雰囲気には当初戸惑わされたものだ。しかし両方ともすぐ夢中になった。話そのものもよかったが、一番惹きつけられたのはやはりその設定。
 ガス燈があり、上下水道が完備された街、ジーンズやスーツを着て行きかうひとびと、ジャージで運動会に参加する魔術士…。そうした近現代的世界観もさることながら、やたらと凝った設定で説明された魔術も魅力的だった。人間が魔術を使えるのはドラゴン種族との混血の結果だとか、神とは物理法則が生物化したものだ、とか。
 思うに、アニメが反感を買った理由のひとつは、「オーフェン」が既製のファンタジーに異なる味つけをほどこしたのを無視したことだろう。つけくわえれば、アニメ誌にてチョーカーをつけ薔薇の花びらくわえたり、あまつさえ半裸で羽根が生えてて「あふーん」な表情をした主人公を見たときの気持ちは言葉では表せない。
 「オーフェン」そして「スレイヤーズ」という二大看板を抱えたあのころは富士見ファンタジア文庫の絶頂期だっただろう。私もずいぶん読み漁った。当時の、今と比べると泥臭い、まだ「ライトノベル」ではなかった小説たちはもうほとんど残っていない。その中でもひときわ好きだった「オーフェン」がまた読者の前に姿を現した。しかもより広い世界を指し示す新章として。
 もし連載が、ワニ娘話のようなすべてが終わった後のおまけエピソードだったら、嬉しいのに変わりはなくともここまで盛り上がらなかっただろう。われらが主人公、オーフェンを待ち受けているのは永遠に終わらない楽園ではなく、更なる困難に満ちた道行きだ。あの世界にふたたび触れられること、これを喜ばずしてなんとしよう。

「あそこそ」18日

 とんでもないことになった。単なるファンサービス、おまけエピソードぽいものと思われていた「あいつがそいつでこいつがそれで」。徐々にただの後日談ではおさまらなさそうな様相を呈してきたこれは、本日とうとうその核心を顕わにした。ぽいものどころではない。西部編、東部編に続くこれは第3部だ。

 まず、明かされた主人公の目的について。かれは追われるゆえに大陸外へ逃れることを望んだのではなかった。自分のしょいこんだ厄介な力を持ち主に返すためだという。つまり、「扉」で召喚された魔王の力はまだ残っており、そして魔王もまた現出しているというのか。うわあ。
 以前私は主人公の目は緑になっているのではと予想したが、予想を裏切りその色は青。カミスンダ劇場でスウェーデンボリー役の人形のみ目が青かったのはそういう意味か!一挙にテンションが上がる。いったい何年ごしで明かされたんだ、これ。
 この調子でいくと、まだまだ明かされる謎や伏線が出てきそうでオラすっげえワクワクしてきたぞ!<誰ですか
 「魔王」とあだ名されたのは比喩でもなんでもなく、真実そのままの意味だったのか。最終巻を読んだとき、感想を冗談半分で「グロ魔術士、ついに魔王と化す!世界の運命やいかに!」などと言っていたのが本当になってしまったな。あれは一時的な力などではなかったということか。使用者に制御できない力は無意味とされるあの世界観では確かに厄介。
 今回で主人公が始祖魔術士化したわけではないことが示され、「教主がいまだ自分を始祖魔術士と思いこんでいる」にも説明がついたな。機能停止という単語からも、教主ははじめから人形だったことがわかる。魔術士絶滅をうたいながら、いまひとつ本腰入れてるようには見えなかった教会の矛盾も、ある程度納得できるような。だってガラスの剣でどうやって魔術士と戦えるというのだ。愚犬の方が魔術士専門暗殺者としては各上だろう。教会も女神の指示ではなく、ドラゴン種族によって建立されたのだろうな。
 で、だ。教主が人形だったら「背約者」で出てきた、荒地でぼやく男は何者なのかという謎が出てくる。回想シーンらしきその場面では、確かに具体的な描写はなにもなかった。だが前後の会話から、生身だったころの教主が空中に突き出たオーリオウルの足を目撃したシーンと判断していた。いや、させられていたのか?もうなにも信じられない!おとなはみんな嘘つきなんだッ!
 それにしても秋田禎信はひどい作家である。いや鬼だ。まさに魔王だ。こんな夜な夜な読者をきりきり舞いさせるシロモノを隠し持っていたうえに、本編で出した情報をこんなところで覆すとはなんたる仕打ち。
 要約すると、一生ついていきます額を地面にこすりつけますからいじめないでください。
 さて、「あいつを殺してあいつを取り戻す」とはどういう意味なんだろね。殺される、いや機能停止するのはおそらく教主だ。それによって取り戻されるべき人物とは――というところで以下次号。なんかもー、擬似時間転移で一年後へ行きたくなってきたよ…。

 ところで毎日飽きもせず長文感想を書きつらねてきたが、これからもそうなるかはいまのところ不明。次から章が転換するとのことで、となるとモチベーションだった「こいつ」の出番があるかどうか分からないからだ。
 でも「こいつ」をまた秋田の文章で読めて本当に良かった。こんな嬉しいことってあるんだな。

「はじめの一歩」再アニメ化

 マガジンで「はじめの一歩」が2009年からふたたびアニメ化されることが発表された。とうとうくるのか。「プルーフオブパワー」が、「リベンジ」が、そして「バトルオブホーク」が。
 ひゃっほう。

 ところで。おそらく沢村戦で〆ると思われるが原作で2コマほど出番があった柳岡は…出ないだろうな。そこまで現実から乖離した夢を見ることはできない。<おおげさ
 ところでその2。前シリーズで監督をつとめた西村聡は2009年公開予定の「TRIGUN」劇場版の監督でもある。もし続投すれば制作時期が重なってしまう。となると交代するのだろうか。個人的には同じスタッフで続投してくれると嬉しいのだけれど。
 ところでその3。時間帯は不明ながら、放映は日本テレビ系列である。はたして当地では放映されるのだろうか。放映されたとしても、深夜帯なら関東から1ヶ月遅れ。「アカギ」のときは一挙2話放映などもあり、最終的には1週間遅れになっていたのに、なぜここまでずれこんでいるのだ。ぷんすか。
 ああ、別の可能性を思いついたぞ。「ヤッターマン」を引き継いでゴールデン枠で放映するのだ。…それもなんだかな。

「あそこそ」17日

 予告通り、水出しミントジュレップソーダを飲みながら更新を待った。

 短かいいいいい!今日はすごく短い。先が気になってしかたないよもう(ごろんごろんごろん)。
 そういえば「こいつ」は最終拝謁を受けていなかったはず…だよな(自信なし)。たしか教主の姿も知らないまま。あの場でなにが起こったのかも、主人公が説明していない限りよく分かってないだろう。でもオーリオウルの姿は目にしていたから、なにかしら質問はしていそうなもんだけど。
 てか、リアルタイムで「背約者」を読んだときから気になっていたことがひとつ。「こいつ」の信仰というのがどうもよくわからん。いまも行動を共にしている(であろう)「あいつ」の方は行動見てたらわりとわかる、ように思えるんだが。
 話は少しそれるが、「あいつ」とはいい雰囲気になってそげだったなー。DXやエンサイクロペディアで「「こいつ」に気があるらしい」と書かれてて当初「?」と思ったものだったけど、そういう目で見ると「背約者」ラストの会話は確かにそう取れんでもなく、「おとなの深読みってこういうことなのか」と首をひねったものだった。いや、あのころは色恋というものに対する感受性が薄かったんだってば。<今もだろ
 ところで死んだのは師匠の方なんだろうか。だとすると辛いな、いろいろ。
 閑話休題。かなりの名門出身のくせに、なんの因果か秘匿された暗殺者部隊、死の教師となった「こいつ」だが、それゆえに閉鎖的な教会にたいする客観的な視点を獲得しただろう。むしろ外の世界を見たいという動機で殺し屋になった気さえする。
 なにしろ市外へ出るためには、死の教師になるか脱走するしかない。真に教義に忠実たるべき者として異端者の抹殺を行う人間だけが、客観的視点を得られるというのも皮肉な話ではある。
 真実を知らないままとはいえ、教義を公開し行き詰まった教会を改革しようと考えた人間が、「背約者」の出来事を――つまり教義の実態を目の当たりにして、何らの変化も起こさないはずがない(断定)。結局、改革は不可能だったために「こいつ」らは離反を余儀なくされることになる。
 うーむ、やはり「背約者」読み返すべきか。いまなら分かることもあるだろうから。
 そしておそらく今の「こいつ」にとって、教主は信徒を放り出して逃げた許すべからざる存在以外のなにものでもない。まあ単なる責任感の強いにいちゃんだ。
 まあ教主からしたら、結界が消失したといったら一大事。絶望して出ていったのかもしれん。いや、第二のキムラックを作ろうとしてるんだから意外と元気なのか?今回の「あいつを殺し、あいつを取り戻す」という台詞を考えると傀儡になってる可能性もあるが。
 それにしても主人公雰囲気すっかり変わったよな。「こいつ」も圧されっぱなしだ。

 …しかしたったあれだけの文章量で、よくこうも毎日あーだこーだ言えるもんだ、我ながら。秋田に手のひらの上でおもいっきり転がされてる気がする。

「あそこそ」16日

 ここのところ「あそこそ」の話しかしていない。だって毎回の情報開示がすごいんだもの。うおおおおお秋田めええええ。水出しミントジュレップソーダおいしいよね明日買ってこよう。

 開拓移民といっても、こんな状況の中わざわざ聖地に残っているひとびとを移動させるのは難しい。かれらにとってキムラックは故郷であることは言うに及ばず、なにより信仰のよりどころであるからして。あ、でも結界消失をきっかけに信仰が折れたとあったな。なにが起こったのかやはり具体的に書いてほしい。
 「こいつ」も非公式ながら教師の地位にある人間だったが、20代前半の若造に説得は無理だろう。教主が出てくるなら話は別だけど、その教主は表に出られない外見なうえ、行方不明ときたもんだ。
 が、教主様とっとと新大陸へ脱出あそばしていたもよう。しかも新天地でやりたい放題――と、ここまでなら開拓移民へのうまい理由付けという程度。「いまだに自分を始祖魔術士と思い込んだまま」ってどういうことだ!?
 おいおい、ここにきて世界観の根本に喰いこむ設定開示がきたよ。何らかの理由(たとえばスウェーデンボリー召喚の影響)で始祖魔術士ではなくなったのか、あるいは始めからそうではなかったのか。後者だとしたら本編の設定が覆されたことになる。もっとも、本編で主人公が、教主が語ったことはすべて真実とは限らない、というようなことを言ってはいたが。精神支配ができるんだから、魔術は使えるままなんだろうけど。
 ところで、なぜかこの二人は岩陰にうずくまったグロ魔術士の背後から「こいつ」が話しかける、というややこしい姿勢で会話を続けていた。顔を見せないのは、もしやグロ魔術士の瞳は碧になっているのではないか?うわあ。

「あそこそ」

 長いからタイトルは省略したよ!
 主人公たちがどうするのか、というプランが具体的に示された。結界が消失して外界へ行き来ができるようになったこと、そして大陸がゴタゴタしていることから、アーバンラマの資産家たちの中に移住を具体的に考える向きがあらわれたそうな。その先遣隊、というか開拓移民として住むところを失ったキムラック教徒に話がいった、ということらしい。
 無謀編13巻「これで終わりと思うなよ!」収録の「そこまで責任もてねえよ!」に、こうやって繋がるわけだな。王権反逆罪に問われ賞金首になった以上、外界へトンヅラした方がグロ魔術士にはメリットが大きいということなのか。当初の旅の目的だったアザリーも、もはやいないもんな。
 それはそれとして、なぜ資産家たちが移住を決めたのかが気になる。だって、大陸脱出といったって相当な話だ。主人公のように根なし草で連盟に追われてるならともかく、資産家なら、その財産の基盤が居住地にあるわけだから、なおさら動きたがるようには思えないのだが…。
 まあそれを上回るくらい、貴族連盟の締めつけがきびしくなってるんだろう。財産差し押さえとかもありえるし。
 それにしたって、結界消失から大陸移住までがどう考えても早すぎる。普通、結界がなくなった→外の世界へ行ける→よーし新大陸でも探してみようか→見つけたから調査するぞ、くらいの段取りがあるだろう。肉眼で確認できるくらいの至近にあったとか、そんな感じなのか?漁師さんがいつも通り遠洋漁業に出てみたら、突如見たこともない陸地の影が!なんてことがあったりして。
 そういう都合のよいことが起こらないと、ほいほい新大陸なんて見つからないと思うなあ。だいたい、千年前にアイルマンカー結界が作られて以降、ドラゴン種族も外界の情報をまったく得られなかったはずでは。
 待てよ、燃えたとはいえブラウニング家の世界書があったか。あれに外世界の地図というか、別の大陸の位置が記述されていた可能性もある。最終巻でグロ魔術士は魔王の力を一時使用していたが、そのとき知識も流れこんだという説明もできるしな。
 …と、考えてはみたけど作中で説明されるのだろうか?いやたとえば「スレイヤーズ」とかなら気軽に移民しても構わないけど、なにせ作者は設定魔の秋田。こちらとしても裏事情があるのでは、と勘繰ってしまうのである。ああ、全巻欲しくなってきちゃたじゃないかっ。

 ところでこれの感想を探してネットをうろついていたら、不穏な噂を目にしてしまった。なんと「オーフェン」を再アニメ化するとかしないとか。根拠のない、単なる噂だから「ふーん」と流せばいいものを、それができないのは前例がああだったからなー(遠い目)。不必要にぴりぴりしてしまう。

「あいつがそいつでこいつがそれで」

 まだ暑さは残るものの、秋の声が聞こえてきた今日このごろ、いっちょやってみるべえと読書にいそしんでいる。久しく本などまともに読んでいなかったので、頭からぷすぷす音を立てて黒い煙が出てきているが、がんばれ私。
 さてここ数日、頭から噴き出しているのは黒煙ですまなくなってきている。もはや火炎放射器がしこまれているがごとく、火を吹きっぱなしだ。原因はもちろん、秋田禎信公式サイトで連載中のあれ。はじめこそ、気まま爆発娘らしき人物が見せる成長ぶりにほろりとしたり、のほほんと読んでいたが、11日以降はテンション上がりっぱである。
 結界消失後の大陸で、あくまで人間社会レベルの話とはいえ、事態が大きく動いていることが明かされ、しかも「こいつ」登場である。連載では人名をすべて代名詞で表記しているのでそれにならうが、「こいつ」は私が青春の一時期かなりの熱を傾けたキャラなのだ。これが平静でいられようか。
 シリーズ最終巻において、「世界はひとまず目前まで迫った滅亡をまぬがれました。でもいつかは滅亡するよ」と一応の解決をみたあと、めでたしめでたしと終わらなかったようだ。人間社会の趨勢はかなりのスピードで動き出している。貴族連盟と魔術士同盟の対立が先鋭化し、もはや都市間戦争もやむなしの構え。実際、キムラックは内紛から崩壊してる状態だし。
 てか、なぜ結界の消滅が内紛につながったんだろね。確かに本編の時点で、裏部隊のはずの死の教師に身を置く人間が改革を望んでいたり、教会内部にはきな臭い雰囲気が漂ってはいたけど。そこらへんの経緯は説明されないのかな。
 そういう、一触即発の情勢というだけでもわくわくするというのに、「こいつ」が登場となれば私の脳内油田に火炎瓶が放りこまれたようなもの。どかんどかんと火を吹くのもやむなしだ。
 13日付更新分での「兄が云々」でも相当ダメージを受けたが、14日付、つまり最新の更新で繰り広げられた主人公との疲れたやりとりにはもはや息も絶え絶えの状態である。10年見なかった間に(ただし作中経過時間は半年ちょい)えらいええ男になったのう。ぐへへへへ。
 ガラスの剣が折れた、てのはいかにも秋田らしい。しかし、ものものしく登場したアイテムだったわりにいいところがまったくなかったなガラスの剣。「こいつ」も「狼」や「背約者(下)」でものすごく自信たっぷりに語ってたのに威力が示されることはさっぱりなかったという。
 それを役立たずな剣と評したり、自分からゲリラのリーダーやってたりと、本編時を思い返すと変化した感があるな。青春の部屋を自慢していたような子どもっぽさが今はない。
 それは作家も読者も齢を重ねたからかもしれないが、そうしたキャラの心象の変化が本編の諸々を受けてのことなんだろうな、と感じ取れるのはさすがだ。
 さて今回でワニ娘登場編で語られた、主人公大陸脱出への道筋がつけられたわけだが、大陸の緊張状態がどういう方向へ落ち着くのかはまだ分からない。魔王とはいえ、グロ魔術士どのひとりには荷が重い事態だ。だからまた別の要素が投入されるのだろうけど…。はたして次に何が起こるのか楽しみでならない。

 しかし「一歩」で柳岡が登場したうえに、「こいつ」とまで再びまみえるとは。これは何か、天が私に出血大サービスでもしてくれているのか?

オーフェン後日談に

 「魔術士オーフェンはぐれ旅」という、かつて一世を風靡した作品がある。秋田禎信が自身のサイトで、終了して5年が経つそのシリーズの後日談を連載していることをご存知だろうか。人物の名前はすべて代名詞で伏せられてはいるものの、十三使徒だのディープドラゴンだのといった言葉が飛び交うだけでわくわくしてしまう。
 もちろん連載の報を聞いて以降、心の蔵をうひょらせながら毎日サイトをチェックしているわけだが、最新の掲載分は目の玉飛び出た。
 そ、その物言い!その肩書き!「若くない」を強調したその言動!おおおおお前か!東部編で再登場しないかなー…、とひそかに待ち望みつつ結局出てこなかったのでごくごく一部の読者をがっくりさせていたお前か!まさかこんなところで再会するとは思っていなかったぞ貴様ァ!
 てかお主、今となっては確か私より年下のように思うのだが、それで「若くない」と言われてもなにやら複雑な心持ちがだね。本編終了から年単位で時間が経過しているならともかく、そうではないっぽいし。
 …しかしまあ、満を持してであろう主人公の登場だというのに、ほとんど心動かされていない己に呆れざるをえない。
 はぁ~、ほんともうどうなっちゃうんだろうかねこの話は。ひょっとすると、世界最強トーナメントが開けるご町内建設までたどりついちゃったりするのだろうか。掲載が商業誌ではなく作者のサイト、というあたりが先行きを不透明なものにしていて(尻切れとんぼになる可能性だってあるわけだし)、なおさらやきもきさせられる。

「ムダヅモ無き改革」大和田秀樹

 買った。あまり発行していないっぽいので早めにゲット。
 これは、さながら鮨のように新鮮さを味わう必要がある、実にバカバカしいギャグ漫画だ。
 第一話が読みきりとして掲載されたときには、時事ネタでもあることだし一発限りとばかり思っていたところ、断続的に続編が出てきてとうとう単行本刊行にまで行き着いた。めでたい。なおかつ、版元は連載作品がどれだけ人気があろうと滅多なことでは単行本を出さない竹書房であることを考えると二重にめでたい。
 そういえば以前「HELLSING」のオマケ漫画で「発のみ、全部ドラ」ってあったな…。

 その「HELLSING」がなんと来月で最終回だそうだ。全10巻、と聞いたときには「どうやって終わらせるんだろう…」と思ったものだが、予告どおり10巻でまとまるようだ。すごいぜヒラコー。
 しかし「TRIGUN」に続いてこれも終わるのか。アワーズもさみしくなるなあ。

ざわざわ100人ソート+「零」感想

 先日作ったソートがさすがに人数多すぎるので、100人にしぼった。あと、今週のマガジンにて判明した末崎の名前もさっそくつけくわえておいた。
 http://usamimi.info/~bef/sort100.html

 今週の「零」感想でも。
 やたら可愛らしい名前が判明した末崎さん。そりゃあグレてヤクザにもなりたくなるだろうて。
 それにしても福本漫画が名前でキャラ立てするようになったとはなー。皆さんご存知のように、福本漫画の登場人物はおおむねみんな似たような名前の持ち主で、特徴的な名前をつけてもらえるのは主人公くらいだ。「美心」も坂崎の溺愛っぷりと脱力するカイジとのギャップをギャグにするためにつけられた名前のような気がするし。
 でも今回の末崎のように、「零」がわりと既存のパターンから抜け出した名づけをしているのは、書くにあたって「いまの少年漫画らしく!」を心がけているのかなと思ったり。
 そしてこれまで単独プレーだった零が、とうとう共同でゲームをクリアしなければならない危地に立たされた。私としては、チームプレーが必要なここをどう描くのかものすごく注目している。
 ところで「賭博覇王伝」なのに、最近は全然ギャンブルしてないように思うのは気のせいだろうか。

RD16話

 先月あたりからヘロヘロが続いている。TVアニメなんかは続きものだから、特に見る気力がない。こうなると追いかけるのもしんどくてねー…。RDはまだなんとか視聴を継続できているのだが、ここらでひとつ、6話のような秀作をまた出して欲しいところ。
 10月からの新番組のラインナップもちらほら聞こえはじめてきた。余裕があればクラナドでも見てみようかなと考えている。

 4話「欲望の環礁」に続くお色気(笑)回でもあり、5話「スーマラン」をふまえてのソウタとホロンの回でもあった。
 ソウタはアンドロイドであるホロンを単なるインターフェイスではなく、ひとりの女性として見ている。そんなソウタに向けて書記長や波留、そしてホロンは、アンドロイドはAIであり心など存在しない、という。心のようにみえるのは、プログラムに書き加えられた一行のソースコードが反映された結果に過ぎないのだ。
 だとしても、腕を破壊されたホロンが起き上がろうとする様、おそらく損傷のためだとしてもオイルが目からあふれ出す様、ソウタの名を呼ぶ様にこそ人間は心動かされてしまう。
 そこに人間と同じモノはなかったとしても、人間の心は「何か」を感じ取ってしまうのだろう。
 だからソウタは人間ではないからといってホロンを「人間ではない物」として扱う必要はない。「勝てないとわかったから」と言ったのはそういう意味なんだと思う。
 てか、妹のミナモの方は兄の煩悩などつゆ知らず、好きな食べ物を聞いたり、アクセサリーをプレゼントしたり、「勝負してくれ」に呆れたりと、ほとんど人間に対するのと変わらない態度で接しているのであった。

 今回はごくまっとうな話だった。にしても、アンドロイドの取り扱いとかもっとつっこんでほしかったなー。公務用アンドロイドがすべて同型なのは工場生産品だからだろうし、外見モデルが書記長なのは、おそらく彼女が過去人工島初代プリンセスとかいうやつをやっていたから。
 だけど、ホロンたちがなぜ「特に男性が快適に過ごせるように」プログラミングされているのかとか、どうしてその筋に人気があるんだ、とかハナマチに不正流出したいきさつは?とか聞きたいことがいろいろー。いや、まあこんなん気にするの私くらいかもしれませんが。

ざわざわソート

 自分で作ろうかね、と言っていたソートが完成したのでのっけてみる。何も考えず人名を放りこんでいたらちょっと調子に乗りすぎて人数が多くなってしまった。ので、少し減らして最終的には121人に。暇な方はどぞ。
 「ざわざわソート」http://usamimi.info/~bef/sort.html

 誤字脱字、なんで○○がいないんだ、などつっこみどころあればご連絡よろしくです。