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愛してるんだけどバトン

 守居公義さんからまわってきました。大晦日であるので、この際煩悩を落としていこう。ルール(?)は以下の通り。
※包み隠さず全て語ること
※アンカーを突っ走るのは禁止
※指定されたキャラの萌えを語ること
※指定するキャラは男の子キャラであること
※回されたら何回もやること
※リターン返しくらっても文句はなしよ
 だ、そうです。指定キャラは「若ギルor若コズor004(なんだったら若リヒでも)」……つまり3人分答えればいいんですなと独自解釈を施してれっつらごー。

■初めて出会った場所は?
 自宅。つまり2001年にテレビで平ゼロを見たとき。009は超有名作品とはいえ、本格的に見たのはそれが初めてだったので。だから004は第1話「誕生」、若ギルは第38話「黒い幽霊団」が初見ということになる。
 え?若コズミ?妄想の中でしか出会っていませんがそれがなにか。
■どこに萌えを感じる?
 若ギルはー、実力に裏打ちされた傲慢さや欲望に足を取られ数々の悪事に手を染め、それらを矮小ともとれる善良さにより後悔するにいたるあたりがいいなと。気づいたときには遅すぎる、というのがまたたまらない。とても人間的なキャラクターだ。善悪二面性、というと対立項のように見えるけど、それらはなんら矛盾するものではない。すべてがマーブル模様のようにまざりあっているところが、物書き的に非常に刺激される。
 そんな若ギルとの関係性に萌えなので、若コズはキャラ萌えではないな。
 004はやはり滲み出るニヒリズム。……と、ひとことですますから私は「博士サイト」と謂われのない評価を受けるのよね。
■M?orS?どっちでいて欲しい?
 嗜虐趣味のマッドサイエンティストなんて薄っぺらもいいとこじゃないか。だからといって、じゃあ被虐的ならいいのか?と聞かれても困る。
 てか、どのキャラもSやMのように見受けられないのだが、この場合はどう答えれば。
■どんな仕草が萌える?
 特になし。
■好きなところは?
 あの若ギルとわざわざ友達になっちゃった若コズの度量の深さって計り知れないものがあると思うんだけどどうだろう。いや、原作にこれっぽちも出てないから全部私の妄想なんだけど。
 4はとにかくかっこいい。かっこいい。かっこいい。か(以下省略)。
■嫌いなところは?
 出演作(平ゼロ)の出来がいまいち。
■望んでいることは?
 終了してしまった作品だから、今後の展開についてなにかを望むということもできない。「完結編」にいたっては、そもそもちゃんと最後まで刊行されるのか……(遠い目)。
■もっとこのキャラと絡んで欲しい人は?
 ないなあ。
■このキャラを描くときに特に主張して描く所は?
 かっこいい4を書くのはあきらめぎみになりつつある。若博士ーズについては、単なる「いやなやつといいひと」にならないように。
■家族にするなら?
 あんな濃ゆいのが間近にいたら嫌だ。
■学ランとブレザー、どっちを着て欲しい?
 学ラン。てか、帝大出であろう若コズは間違いなく学ラン。
■私服ではジャージとGパンどっちでいて欲しい?
 ジャージ。
■結婚したい?
 いいえ。
■最後に愛をどうぞ
 だから!私は4スキーなんですってば!!
■次に回す人と指定キャラ
 スルー可です。
 こゆみさん→皆本光一
 サヤカさん→サルア(……すみません)
 キロさん→オーフェン

あそこそ31日

 おそれていた事態、というより今までそうならなかった方が不思議とも思えることになった。コルゴンがヘイルストームを奪って姿を消してしまったのだ。
 いつ起こってもおかしくない事態だが、このタイミングだったのはなぜか。クリーオウがひっついてくるのを止めなかったのは、コルゴンにとって彼女がなんらの障害にもならないからだ。魔王暗殺においてさえ、クリーオウの存在など歯牙にもかけず遂行できると信じている。
 むろん読者だけは、決然と「それは阻止する」と宣言するクリーオウというキャラが、意思を持ってなにかをする際、必ずやってみせる人間だと知っているのだが。
 そして、残念ながらロッテの「遺言」が話題になった後での行動なので、「痛いところを突かれて逃亡」と取られてもやむなしなコルゴンなのであった。前科(クリーオウ張り倒し)もあることだしね。
 ただ、出発したクリーオウが何者かの気配を感じ取ったようなので、「クリーオウは囮。騎士軍を彼女に引き寄せさせて殲滅にかかる」というベタな展開が待っている気もする。

「選択課題・ベタ」反省会々場

 年内に完走できるか……?と危ぶんでいたが、なんとかやりきったよわっしょい。
 開始してから約2ヶ月、ネジが弾け飛んだかのよーに書きつづけてきたが、ジャンルもばらばら、推敲もしていないので出来は粗い。今回ばかりはいつまでたっても推敲が終わらずアップできない状況よりも、とにかく公開することを優先していたので、と言い訳。
 もともと、今年はほとんどモノカキをしなかったため、勘を取り戻そうと「おもしろげなお題で無理にでも書いてみるべ」とやりはじめたものだった。まさか本当に年内完遂できるとは、自分でも思っていなかったことだけれども。
 また、これをはじめたときいくつかの目標を作った。カプものにはしない、パラレル・夢落ち禁止、ジャンルに偏りを作らない、そして字句通りの内容にはせずひねりを効かせること。
 カプものはなし、という時点で世間様的に言う「ベタ」から遠く隔たっている気はするが(笑)、ふたを開けてみれば結局入ってしまった。反省。<反省するところはそこか
 あまり上手なひねり方もできなかったな。この点に関しては、まだまだ筆力が足らぬということでご容赦願いたい。

 以下、各品ねたばらしなど。続きを読む

お題「不治の病にかかる」

 「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦、これにてついに終了。ジャンルは福本(天)。赤木と金光と鷲尾

あそこそ30日

 つーいーにーおーきーざーりーにー(真似して間延び)

大掃除

 今日は大掃除をした。といっても、めんどうなところは一ヶ所ずつ進めていたので、やることはタンスや家具を動かして掃除機をかけるだけ~。ああ、すごいホコリだった……。よろよろ。

 拍手いただきましてありがとうございます。以下はいただいたコメントへのレスです。


あそこそ29日

 自動アップロードすることは可能だよ!!

 「思い悩んで」いるコルゴンを見て、結局遺言を伝えないことにしたクリーオウ。うん、そうそう簡単に楽にはなれん。なんといってもロッテーシャが自らの命、いや存在そのものをかけて行った仕返しなのだから。
 しかしクリーオウは成長したよなあ……。当時も意志の強い子ではあったが、それが結局妙な方向へ行ってたりしたのに(一撃必殺シチューとか)今は前を見て行動するようになっている。
 ちょっと前まで「これ本当にクリーオウなのか」と思っていたが、最近は「うん、やっぱりクリーオウだ」と頷きながら読んでたり。
 

お題「惚れ薬」

 拍手いただきましたー。ありがとうございます。

 「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルは009。辛気臭いのが続いたから馬鹿話。続きを読む

あそこそ28日

 まずオーフェンがロッテーシャの「遺言」をクリーオウに教えていたことを意外に思った。
 「扉(下)」ラストシーンの様子を見るに、入院してからは会話をしたようでもなかったからだ。でも聖域から王都へ向かうために多少の時間はあったはずだから、その間になにがしかの会話があったとみるべきか。後日談でクリーオウは(おそらくロッテーシャのことを)「友だち」と言い表しているし、彼女の最後の様子を知りたがったのだろう。
 知っているなら、たしかに遺言がコルゴンに対する有効な取引材料になる、と考えてもおかしくない。でもあれは教えないほうがいいと思うんだけどなあ。遺言の内容が「思い悩めばいい」と「覚えているから」のどちらであるにせよ(この場合は後者か?)。

不安だ

 少しずつではあるが一歩アニメの続報が出始め、ずっと動きのなかった公式サイトもリニューアルされた。
 以前「監督はじめスタッフの何人かが変わったのは残念だけど楽しみだなあ」と、のんきなことを言っていた私だが、実はひとなみに不安も感じているのである。私は基本的にネガティブで貧乏性なのだ。
 その薄っすらとした不安が、とうとう形となって現われてきた。なんと間柴久美役の声優さんが交代するという。しかも本職の声優ではないようだ。なんだと。主要キャラは変更がないと伝えられていただけに驚きもなお一層大きい。久美ちゃんはメインキャラの勘定に入っていないとでも言うつもりか、あ゛あ゛?(やくざ口調)
 さてこの変更がヘナヘナの序の口であればよいが。いや、まあ音楽が今堀恒雄でない、監督が西村聡でない、という時点で結構ションボリポイントであるのだけれど。

 ところでアニメ1期のDVDボックスが発売されるそうな。……昨年、足を棒にして探し回った思い出があるのでちとショック(どうもネットで買い物をするのに抵抗がある)。がまんして待てばよかったかもー。

あそこそ27日

 週末チャットやりたいなあ、って下の記事で言ってるがもう土曜じゃないか。

 まるでコルゴンひみつ大百科な様相を呈している今章、本日は名前の使用方法が明かされたぞ!
 コルゴンは場所に応じて偽名を使いわけ、そのすべてを繋げて「本名」にしているのは、「はぐれ旅」でも語られていた。厳密には、場所というより任務によって別の名を用いていたようだ。台詞から察するに、ユイス=最接近領への諜報、エルス=ドッペル・イクスへの接触、イト=キムラック破壊工作、エグム=聖域情報収集、コルゴン=《牙の塔》銃器製造計画の漏洩……となるのだろうか。
 だけど「向かない職業」では「(酒場など)こういう場所でよく名乗る」のがエルス、となっていた。ロッテーシャのことを考えると、エドがドッペル・イクス用の名前とも取れる。
 てか、銃器設計のために潜入したわりに、<塔>に馴染みまくってたよなコルゴン。教室のメンバーを家族と呼んでいたほどだし。そういうあたりが、合理的ではあるが冷徹ではない、単なる天然さんと言われる所以なのだろうか。
 なにせ、現在もクリーオウの質問にほいほい答えているくらいだ。……人懐っこいのか、ひょっとして。

 ところでレキ2号は寝ててもどんなときもクリーオウの頭上が定位置なのはなんでだろう、と細かいことを気にしてみる。

あそこそ26日

 週末、オーフェンチャット開こうかなとか考えている。年末の忙しい時期ですが、もし参加していただければ幸い。

 実はこの章が始まってから「これ本当にクリーオウか?」と思うくらい、クリーオウの変わりようは印象的だった。が、今日の更新を読んで「あ、クリーオウだ」と納得。

お題「死にかける」

 「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルは魔術士オーフェン。牢屋に落っこちてた死体

あそこそ25日

 連続して日付変更直後の更新が続いていたせいで、ちょっとタイミングが遅れた今回はよけいにじりじりさせられた。
 魔術が使えるにしろ使えないにしろ、体力なしで騎士軍と戦闘するよりも、逃げることを勧めたクリーオウ。徹頭徹尾合理的なコルゴンも、彼女の方策が妥当だと判断したらしく、思いのほかすんなりと従っている。まあ憔悴しているクリーオウよりも体力がもたないらしいからなー。
 そういえば、昨日の感想で見かけた「コルゴンは魔術士の憂鬱」説について。これが当たっているとして、レティシャを圧倒するほどの実力を持ちながらめったに魔術を行使しない男、コルゴンはどういう心境なのだろうか?
 オーフェンやアザリーなどと違い(笑)、ぽんぽん魔術を使わないのは、コルゴンにとって「魔術」が行動の中心にないからではないだろうか。「背約者」で一時同じ状態になったオーフェンがクオらに手も足も出なかったのは、オーフェンは基本的に魔術を軸にして戦闘を組み立てているからだ。むろん、天人の遺産を装備したクオに魔術なしで立ち向かうのは無茶だという前提もあるが。
 というわけで、コルゴンの場合はあくまで魔術というひとつの手札がきれないだけであり、たいしたことではないのか?とも思ったが、いやいややはり問題だろう、と考えなおす。
 魔術士にとっては、自分自身を制御することが至上命題である。魔術を制御しきれなければ、それは暴発死や衰弱etc、すなわち自身の死に直結するからだ。
 コルゴンが「憂鬱」状態だとすれば、原因はおそらくスウェーデンボリーになりそこねたこととロッテーシャの裏切り。それらによって自分自身を制御できないほどの矛盾を内包したというのは、コルゴンにとってあまり認めたくないことなのだろう。
 と、憶測だけでものを言うのであった。

 さて今日も今日とて明かされた衝撃の新事実。パンパカパーン。コルゴンはもともと服薬暗殺者だった!
 謎の多いキャラだと思っていたが、そういう人物だったとは。単に詳細なプロフィールがない、というだけならほかのキャラクターも同様だが、コルゴンの場合は思わせぶりなことが「はぐれ旅」および「向かない職業」でちらちら出てくるだけになあ。
 「はぐれ旅」キムラック編でもっとも印象深いシーンのひとつにあげられるのが、血涙を流すネイム・オンリーだ。あれはシーンそのものの強烈さもさることながら、挿絵の迫力がまた素晴らしい。
 そのネイムは確実にクオによって服薬暗殺者になったと思われるが、実子に対して生命を削る薬品を与えるとか、そうした救われなさの根底には慣習があったのだな。
 てか、このぶんでは教会創設時の死の教師ってまず間違いなく全員が服薬暗殺者だよなー。「はぐれ旅」においてはネイムのみだけなのは、二百年の間に廃れたのか。<なぜそこまで想像が及ぶ?

 これは明らかにされないだろうけれど、クリーオウの所持していた丸薬はいつ入手したものなのなんだろう。順当に考えれば、タフレム市で炊き出しの手伝いをしていた際に懇意になった難民からか。だがキムラックをうろついている間に、潜伏していた難民と接触して……などと想像すると一気にハードボイルドな世界に。もう服用したのか?
 あれ、そうすると夢うつつで見ていた「緑色の空」って麻薬の副作用なのかもしれん。

お題「過去にタイムスリップ」

 うんうん唸りながら未消化リストとにらめっこをしていたら、ふと「残り全部博士ネタで書けるやん!むしろ消化分も全部(以下略)」と気づいてしまい、我ながら笑えるやら呆れるやらへこむやら。
 気を取り直して「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルはセーラームーン(アニメ5期)。
 いや、だからって本当に全部博士ネタにするのはさすがにどうかと思って……(あらぬほうを見つつ)。
 ちびうさとその母

あそこそ24日

 祝日休日イコール稼ぎ時(盆暮れ正月クリスマス含む)、な生活を送ると、感性が磨耗してしまうのか、どうも行事ごとというものにピンとこなくなってしまう。これはこれで問題ありな気がするなぁ。

 ろくな装備もなしの行動でも、「まぁコルゴンだから……」と疑問にも思わなかったが、三日前にクリーオウと出会ってこのかた、なにも口にしていないとは。をいをい大丈夫か。酒場でも吐いて倒れていたのだし、ひょっとしてこの一年間まともな食事をしていないのではなかろうか。
 「あいつ(おそらくレティシャ)」の心配というのもそういったことかと思っていたら、感想を読みに回っていると「コルゴンは魔術士の憂鬱に陥っているのではないか」という予想を多く見かけた。
 そう思って読み返してみると、なるほど、瞬時に殺気立ったコルゴンの様子を考えるに、魔術を行使できないことを指摘されて逆上しかけた、と見受けられる。

あそこそ22-23日

 昨日は体調が悪く、早々に就寝してしまった。
 あ、「あそこそ」関連サイトさん増えたのでまとめに追加~。なんかまだいろいろと抜けてる気がする……。

 とうとう追っ手が現われた!ついに戦闘シーンが描かれるのだろうか?……と、見せかけて人影が地人兄弟だったらどうしよう。

 ところで地味にキムラックの戦況というか地図が気になるなあ。一応、いまの状況は、ほぼ北端に廃墟があり騎士軍はそこを拠点にしている。そしてゲイト・ロックと呼ばれる荒地を挟んで魔術士同盟軍と向かい合っている状況と考えればいいのかな。もうひとつの勢力だった難民のゲリラは(全員とは思えない。残った人間もいただろう)アーバンラマへ移動したし。
 でも同盟の拠点タフレムとキムラックって結構離れているんだよな。こういう地形での戦争はどんな感じになるんだろうか。

「食前絶後!!」

 「オーフェン」のまだ持っていない巻を求めて古書店へ行った。するとどうでしょう、ろくごまるにの「食前絶後!!」があるではないか。
 おりしも下巻発売を知った矢先である。喜び勇んでさっそく購入した。図書館に置いてあったのでン年前にすでに読んでいるのだが、やはり手元に置いておきたいもの。ちなみにタイトルは「くうぜんぜつご」と読むなり。
 北浜雄一は放課後の教室で幼なじみの立野徳湖から愛の告白を受けた。しかし、彼女から差し出された弁当はただの弁当ではなかったのだ――
 と、一見してラブコメのよーな導入だが、奇怪な設定と珍妙な文体が描き出す「なんじゃこりゃ」な物語、そして締めるところはきりりと締めるシリアスさに読者は脱帽するしかございません。
 以下は弁当を口にした北浜雄一のモノローグである。もうここが素晴らしい。

 それにはソボロの風味すら残っていなかった。ソボロが巻き起こせる不味さではない。
 恐怖小説の大家、ラヴクラフトならば『ああ、それは名状しがたき味をもって私の薄灰色の器官に忍び込んでいく』と表現したかもしれない。だが俺はラヴクラフトではなく北浜雄一なのだ。表現してみせよう。
 徳湖のソボロは、『さっぱりとしたアスファルト』もしくは『天津甘栗を作る機械の中で、栗と一緒にぐるぐる回っている石を柔らかくした物』の味がした。

「食前絶後!!」p.13-14

 こういう文章を生み出す作家の書くものがつまらないわけがない。かくして北浜雄一は不味いソボロから、ドテライ男、関西地方に暗躍する謎の落語家一門、かわいい先輩に恋する素直な一年生、幾何学模様が生成する擬似人格、らが絡むとんでもない騒動に巻き込まれることになる。
 ああ面白いなあ。こんな面白い本が読めるなんて幸せだなあ。

 なまたさう。

 あ、「オーフェン」の方も買いましたよ、と思い出したように。未所持なのは「獣」と超ピンポイントな理由で重要な「狼」だけ。「狼」がなぜ重要かって?そんなもん言わずもがなではないか。
 「まわり道」と「スレイヤーズVSオーフェン」の方はもう手に入らないだろうなあ……。

あそこそ21日

 コルゴンはオーフェンに対して怒ってるのだろうか?とかそんなことを思った今日の更新。つまり、魔王の力で結界を消失させてキエサルヒマに動乱を招いたことに対して。
 魔王の力を使おうとしていたのはコルゴンも同じだったけれども、コルゴンは「施政者の承認を得ていた」らしい。施政者って貴族連盟だよなあ。いったいいつ承認を取り付けたのだ、と細かいことを気にしてみる。
 「緑」で聖域に拉致されて第二世界図塔の存在を知り、スウェーデンボリーの召喚を思い立ってから貴族連盟に接触する時間はない。ネットワークを使おうにもダミアンがいるからなあ。あ、アザリーがいたか。
 東部編は、おそらく意図的にそうしたんだと思うが、状況の推移や各陣営の意図が明確に描写されない。だから後に起きた結果からの推測が多くなってしまうのぅ。

 そういえばクリーオウの見た緑色の空は夢だった模様。すわ精神支配か?というのは、さすがにうがちすぎだったか。

ちょっと哀しい

 shockwaveが来年1月で終了するらしいので衝撃を受けている。ここの二角取りに血道を傾けるほどハマっているのにー。上級者向けで6面クリアしたのが最高記録だったなあ。というわけで、いまのうちに記録更新しようと毎日やっているのだが、1面クリアすら難しい……。ちょっと離れている間に腕が落ちたか?

あそこそ20日

 (24日一部訂正)
 今日は更新早かったなー。
 コルゴンはクリーオウを気にしていなかった、というより、彼女が連れている「黒い仔犬のようなもの」がディープ・ドラゴンかどうかを問題にしていたようだ。
 さてこのディープ・ドラゴン(ぽいもの)が真実どういう存在なのかという問題は、この後日談における謎の核心をついていると思う。
 「扉(下)」でディープ・ドラゴンは女神を転移させるために種族もろとも滅んだ。ラストシーンでオーフェンがクリーオウの見舞いに訪れたとき、眠る仔犬が病室の前にいた、というシーンは閉ざされた扉を開けることの意味とともに、奇跡の存在は信じることができるとを示すものだ。
 だからあの時点では、レキ2号(仮)はディープ・ドラゴンかどうか読者の疑う余地はない……というか、オーフェンがどこからか拾ってきたただの犬なんだよ!などと主張すれば野暮である(笑)。
 しかし今回、始祖魔術士を含むすべてのドラゴン種族が絶滅したと語られたために、あらためてレキ2号はいったい何なのか?という疑問が浮上してきた。
 ドラゴン種族の絶滅に関しては、マスマテュリアの氷解などから事実なのだろうと推測できる。まあこれについても、結界消失がなぜ絶滅を導くのか、不死のはずの始祖魔術士がなぜ死んだのか、といった謎があるのだが、レキ2号の存在も考えてみなければならないようだ。ずっと眠ったままであるから、ただの仔犬ということはない。昨日の更新でクリーオウが見た「緑色の空」も、うがった見方をすればレキ2号が精神支配したからともとれる。
 レキ2号は本当にディープ・ドラゴンなんだろうか?それともまったく新しい生物なんだろうか?もし後者ならば、変化の逆行を指向しつづけてきたドラゴン種族が、最後になしとげた「変化」がレキ2号なのかもしれない。

秋が来た

 今年も残すところあと十日あまりとなった。時間が経つのは早いものだなあ(いろいろなものから目をそらしつつ)。
 少し早いかもしれないが2008年を振り返ってみると、ライトノベル、ちょっと昔風の言い方をすればティーンズ向けレーベル関係で驚かされるニュースが多い年だった。

 まず悲しい話題から入ると、氷室冴子の死去。これを知ったときは、ちょっとなにも考えられなくなるくらい衝撃を受けた。
 少女小説というものを読みはじめた時期に、氷室冴子の著作を手に取ることができたのは本当に幸運だったと思う。ちょうどそのころ平安文学に手を出していたので、「とりかへばや物語」の新釈版だという「ざ・ちぇんじ!」に興味を持ったのが最初で、小学生時代に著作のほとんどを読んだ。中学や高校で古文に苦手意識を持たなかったのは、氷室作品のおかげだ。
 その氷室冴子が活躍したコバルト文庫で嬉しいニュース。「流血女神伝」の子世代編が来年開始予定だとか。現在はあくまで「予定」の段階とはいえ、作者ご本人がブログ上で公にできる程度には決まっているとみていいと思う。ファンとしては立ち消えにならないことを祈るばかりだ。<ネガティブ思考

 続編といえば、9月から突如としてはじまった「魔術士オーフェンはぐれ旅」の後日談連載だ。この日記を一読すればお分かりのように(笑)、夜な夜な驚愕したり奇声を上げたりとそりゃもう大変なことになっている。
 これについてはいまさら特にコメントすることもあるまい。
 また「風の白猿神 神々の砂漠」で一部の人間には超!有名、というかもはや伝説と化した感のある滝川羊が、なぜか世紀の変わった今になってとある小説の帯に推薦文を寄せるという事態も発生した。
 これには驚きや喜びよりも、出版社はいったいなにを考えてるんだ……?という疑問の方が先立つ。いや、どう考えても未完の大作一冊で姿を消した作家では宣伝にはならなかろう。
 はっ、もしや存在だけは噂される続編原稿と共に復刊される兆しなのか?

 そして歳も差し迫ったいまになって、またしても大きなニュースが飛びこんで来た。「封仙娘娘追宝録」がついに完結するというのである。下巻が出るのだ。
 嘘ではない。甚来旗によって呼び出された平行世界の書物でもない。スウェーデンボリーの力でも、プロメテウスの大精霊によって歴史改変が行われたのでもない。本当のことである(http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200705000118)。
 上巻の出版から6年近くが経ち、もはや続きはないものと絶望視していた「刃を砕く復讐者(下)」。それから間を置かずに発売されて存在が信じられなかった「天を決する大団円(上)」は、きっとまた○年待たされるのさハハハハハ、と思っていたのに。出るのか、下巻が出るのか。完結、というすべての本読みが待ち望む事象が訪れるのか。
 秋が来た。諸君、満願成就の秋が来たのだ。
 私にはもはやこの言葉以外ない。

 ひゃっほう。

あそこそ19日

 ポメラへの思いはなお抑えがたく、しかしながら現物は手元にないという悲しき現実のため、実物大のパンフレットを机の上に広げてエアタイプするという遊びに興じている。人間の想像力ってすごいよね!!楽しいよ!!

 ヨイヨイ状態から復活して三日、いまさらながらクリーオウがなぜ自分を探しにきたのか質問するコルゴンであった。
 コルゴンはどこまでも本当に天然だなあ。たぶんなんでついてくるのかも、よくわかってなかったんだろう。まあコルゴンの目的は一応「魔王の暗殺」だから、魔王と知己の少女がわざわざ自分についてくるのは疑問に思ったのかもしれない。
 そしてクリーオウがサンクタム=コルゴンを探したのも、複雑な理由も何もない。やはり騎士軍&武装盗賊除けとして利用するつもりだった、と。心情的にはロッテーシャのこともからんでいるだろうけどね。
 レティシャとの会話で出てきた、歪みを正す、ということがどういうものなのかがこの章のメインなのかなー。

お題「猫(犬)を拾う」

 「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルははじめの一歩。なにわ拳闘会のみなさん

胃もたれ

 胃が弱っているのだと思うが、起きぬけすぐは朝食をとる気がしない。すぐ胃もたれするので全体の食事量も以前と比べたら明らかに落ちている。……のに、体重が減らないという不思議。深夜になると急激におなかがすいてくる不思議。<早く寝なさい
 や、一応言い訳しておくと夜食は我慢していますよ。

 いかな大自然の摂理が働いたかは不明だが、「オーフェン」関連のサイトさんを巡っているとサルアを目にすることが多くなってきた。感想だけではなく、イラストや小説もだ。これはきっと欠乏のあまり夢や幻覚を見ているに違いない。うむ。
 てか、この件に関してはまったく胃もたれしませんぜフヒヒ。
 というわけでレスです。


あそこそ18日

 「今日はなんか連載開始してる気がする」と思った日に限ってなかなかPCの前に座れなかったりする。いや、まあそんなことはほぼ毎日考えてるんですけどね。

 新たな章は長らく安否が心配されていたクリーオウの視点ではじまった。どうやらコルゴンと合流して三日が経過したようだ。合流とはいっても、もちろんふたりの間にコミュニケーションがあるわけではない。なにせ迷惑来訪者、不気味男の異名をとるコルゴンであるからして、クリーオウのことなぞ、どーでもよさげに歩き続けているらしい。
 てなわけで、現在ふたりはキムラックにいる――と、ここで疑問がひとつ。コルゴンはいったい何を目的に前進しているのだろうか?一直線に歩いているところをみると、進む先になにか明確な目標があるように思えるのだが。
 でもまあコルゴンに関しては、そもそもわからないことだらけだ。
 まず貴族連盟からオーフェン暗殺を請け負ったまではいいとして、「サンクタム」をあらたに名乗ったのはなぜか。任務対象のはずのオーフェンを探そうともせず、飲んだくれていたのはなぜか。
 なにもしなかった、ということはあるまい。クリーオウが探し当てられたことから考えると、レティシャ言うところの「本来の凶暴」さを発揮して暴れまわり、その名を轟かせていたようにも思われる。
 ただ、クリーオウがコルゴンに会えたのはフォルテ、つまりネットワークの助力があった可能性もあるな。その場合はコルゴンが無為に過ごしていても問題なし。
 ところで、クリーオウがコルゴンを探していたのは「オーフェンという同一の目標を追うため&虫除けならぬ騎士軍除け」ってことでいいのだろうか。ここらへんがいまだによくわからん。

 今日のところは不明なことをぽろぽろ挙げてみた。続きでおいおい明かされるのをおとなしく正座して待つことにしよう。

お題「痴漢に遭う」

 「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルは、以前書いた小話に反応いただけたので(まことにありがたい)、調子に乗って流血女神伝。……調子に乗りすぎて変(態)な話。どれくらいかというと私が反省するくらい。
 カリエとセーディラとトルハーン

さらにネタ切れ中

 拍手をいただきましたですよ。ありがとうごぜえますだ。へこへこ。

 ネタがないネタがないとうなりながらも、挑戦中のお題「選択課題・ベタ」、残るはあと6つとなった。がんばれば年内完走も夢ではないかも!と息巻いているが、さてどうなることやら。
 てか、後回しになるだけあって残りはどれもやりづらいことこのうえない。はじめこそ、「タイトルはベタなのにハズしまくった中身」を目標にしていたものの、アイデア不足という非情なる現実の前にもくろみはあっさりと崩れ、いまではわりかしフツーの代物になってる気が。所詮スペック貧弱な脳みそでは、アレンジを効かせたものを始終生み出すほどの柔軟さはなかったということか。
 それにしても、ベタから離れよう離れようとしているうちに、ベタ/非ベタの違いがよくわからなくなってきてしまった。ほんと、どうなんだろうこれって(と、自分の書いたものを眺めてみむ)。
 いっそのこと、こだわりはかなぐり捨てて、あとは全部私の趣味に走るというのはどうだろう。話の内容は二の次にして、好きなキャラだけで埋めつくすのだ。……あ、それだと余計に世間様の需要から遠ざかるような気が。
 なんか、わりきって全部ベタビーム全開で書く二周目、というのをやるのもいい気がしてきたなー。それこそ「本当にできるの?」という気もするが。

お題「やきもちを焼く」

 ベタとそうでないのとの違いがよくわからなくなりつつ、年内完走をめざして「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルは009。ジョーとコズミ博士

お題「昔の恋人登場」

 「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルはおお振り。今回はわりとベタ。……ベタ?三橋と阿部(と、泉と田島)

お題「子どもを預かる(迷子でも)」

 なんかもー当初の目標(ベタなタイトルでハズす)から離れてきてる気がしないでもないけどがんばるよ!
 「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルは魔術士オーフェン。続きを読む

あるうぇー?

 久々にサイトをIEで見てみたら、なんか表示がおかしくなっている。CSS組んだときは別におかしくなかったのに。なんでじゃー!
 
 (追記)とりあえず付け焼刃的に応急措置。

お題「記憶喪失になる」

 なんのかんの言いつつ折り返しに入ったでござるよ。さすがに年内完走は無理かなー。
 「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルは福本(アカギ)。アカギと安岡と仰木

押井守が舞台を手がける

 昨日、ひと晩に3つ書いたら、小ネタといえど脳みそがオーバーヒートしてさすがに疲れた。ので、さっさと寝たら私にしては珍しく目覚ましも鳴らないうちから起床。これを続けたら早寝早起きが可能になるんじゃ?無理。

 2ヶ月ほど前になるだろうか。こんなニュースを知った。
 http://www.umegei.com/s2009/tetsujin28.html
 はたしてこれに行くべきなんだろうか?かなり迷っている。いやただの舞台なら「をい」で済むけど押井守だし……川井憲次だし……(悩)。

 以下は拍手レス。


あそこそ関連サイトさんまとめ

 「あそこそ」が始まって約3ヶ月。感想を書かれてる方やサイトさんもちらほら増えてきたので、自分が巡回するとき用にまとめ。
 (2月23日追記)記事の内容はこのページに移行しました。

お題「媚薬」

 日記で書き散らしている小話は、おおむね2時間弱で書き上げているので、最初はともかく尻切れとんぼで終わっているのは反省すべき点だ。そんなこんなで「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルはおお振り。西浦のみなさん

74. ベストフレンド

 オーフェンが「ありがとう」と言ったことに若干の衝撃を受けつつ素描的なものを。コンスタンスとメッチェン

お題「女装(男装)させられる」

 「リライト」さん配布のお題、「選択課題・ベタ」に挑戦。ジャンルはセーラームーン(原作第三部)。続きを読む

あそこそ8日

 置換ミスにおののきながら感想ゴー。てか、わたしは一番最初に目についたんだが、世間的にはそうでもなかったっぽい?
 ここ二日は、というか正確には11月25日から顔からにやにやが取れない。だがそれもひと区切りらしいのでちょっと落ち着こうと思う。むしろ落ち着け自分。いろいろと。
 でも昨日の更新を読んでアレな状態になっちゃったのも事実、今日の更新を読んでやっぱりアレな心境に達しちゃったのも事実。つまりですね、10年前には「いい味した脇役の兄ちゃん」だったのが後日談で再会してみれば(作中経過時間は2年だが)ものすごくいい男になってたんですよもうどうすれば。やっぱり労苦は人間を磨くということなのだろうか。まあ屈託を抱えつつもバランス取れているあたりが魅力である。というわけで、もっと悩め~もっと不幸になれ~。
 むしろ最大級に悩んでいるのは主人公の方だ。オーフェンは大陸の命運を背負ったうえに、なんでも解決できる万能の力まで持ってしまった。キエサルヒマ中が動乱に陥っている今の事態だけではない。これまで自分が行ってきたことすべてを「なかったこと」にできる。歴史の書き換え、死者の復活さえも。
 だから悩む。オーフェンは超人ではないから。それなりに後悔の多い道のりを歩んできた、ひとりの生真面目な青年に万能の力は重過ぎるものでしかない。
 そういえば、常に目が青くなっているわけではないのね。だから魔王化したのではなく、力が憑いているという方が正確なのか。中途半端な状態で誘惑に駆られ、それが「扉」からずーっと続いているんだからとっとと返上したくもならあな。

 にしても、サルアは教師ぶりが板についているなあ。説教に照れを感じなくなってきたんだろうなあ。もうこのまま最強村でメッチェンとふたり、学校の先生でもやっちゃえばいいんじゃないかなあ。むしろ子どもができないぶん(たぶん)孤児院でも作っちゃえばいいんじゃないかなあ。メッチェンの体を治せるかもしれないと知っても本人には言わないで押し留めるのがいいなあ。とにかく「お前が好きだああああっ!」と叫びながらドロップキックぶちかましたくなるくらい好きだなあ。

あそこそ7日

 (ばんばんばんばんばんばん)<床を叩いている
 (ごろごろごろごろごろごろ)<転げまわっている
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ちっさいの

 ポメラへの思いはなお抑えがたく、実物を見てみるべと電器屋へふらふら寄り道をした。
 「すみません、ポメラはありますか」
 「それでしたら入荷は年明けになります」
 なにー。
 キーボードの打ち心地とか実際はどれくらいの重さなのか、とか買いはしないまでもいろいろ見てみたかったのになあ。
 来たついでに売り場をぼーっと眺めていたら、ネットブックという安価なPCがずらりと並べられている。基本価格も5万を切るという驚きの値段だが、イーモバイルの契約との抱き合わせで購入すると最大100円にまで値下げするという。さすがに「?!」となった。それだけ安いと逆にちと怖い。
 とはいえ、ちまいPCを見ていると、これはこれで面白そうだと思えてくる。あーだこーだと、実際に買う気はなくとも脳内でひとしきり遊んでみたりして。

あそこそ6日

 たまには贅沢でもするかー、とハーゲンダッツカフェに入ってパフェを食べ、「冬にアイスは食べるものじゃない」と痛感した記憶を胸に秘めて感想を書く。てか胸焼けが……。

 文頭、「変なホルモンが出てくるんだよ!」がオーフェンの台詞だと思った人間はかなりいるに違いない。きっとリンパ腺で精霊ルヒタニ様と交信するためのホルモンであろう。
 さて魔王様による歴史講義は終わっちゃったわけだが、最大の謎スウェーデンボリーについては分からずじまいである。でもまあ、一度に全部種明かしをする必要はない。ボリーさんについてはラストあたりでもってくるのかな。
 とりあえず分かったことをいくつか。
 まず、世界の成り立ちは最終拝謁でオーリオウルが語った通り。ただ「在る」だけで変化の要素をなにひとつ持たない塊、世界があるとき砕けた。それはあらゆる変化と未来の可能性そのもの、神の誕生でもあった。
 そして、いつしか世界に生まれたドラゴン六種族はゆるやかに繁栄を続け、今からさかのぼること千年前、世界を解析することを始めた。だがその結果、神々が肉を持って現出。恐怖したドラゴン種族たちはキエサルヒマに逃れ、アイルマンカー結界を張ってひきこもった。
 と、まあここまでは本編で語られたこととほぼ矛盾しない。むしろ理屈面で強化した感じがする(アイルマンカー結界がなぜ女神を呼び寄せるのか、とかね)。
 いまだ不明なのは、巨人種族=人間種族が神々と呼応して現出したのならば、それは千年前に起こったことであって、キエサルヒマに登場する三百年前まではいったいどこでどうしていたのか、ということ。いまのところ、結界の穴を通って外界からやってきたとされているが、「教主が機能停止すれば、人間種族が外界で生き延びていなかった証明になる」というオーフェンの推測からそれすらも怪しくなってきた。
 また、ドラゴン種族の内でも特に天人種族のイスターシバは人間種族に可能性を見出し(た、と思いたい)混血を行ったが、「人間種族の始祖魔術士」をわざわざ仕立て上げた理由は?彼女らが、誰かにたいして何事を隠そうとしたらしいことはわかっても、具体的なことは不明だ。
 人間種族は人造生命なんじゃないかとも思えるが、天人たちは生命の創造には成功しなかったとあるからなあ。そういえば天人も混血のためには遺伝情報を限界までいじる必要があったんだっけか。
 つまり人間種族に関しては、変化を克服する能力が異常に際立っている、ということしかわかっていないんだよな。ああもう歯がゆいことこのうえなし。

 人間種族の文明はすべて天人たちに授けられてきたものに由来するのだから、それが虚偽だった、ということが判明すれば貴族も魔術士もドラゴン信仰者も皆「えええー!」だわな。特にキムラック教徒なんて、教義そのものが根本からひっくりかえってしまう。「それは俺たちがやってきちまったことも、堪え忍んできたことも、全部無意味だったって話だぞ」というサルアの台詞が萌える重い。
 時間つぶしのつもりが待ち受けていたのは信仰の危機、しかも「それを次に起こりえる事態に備えて利用しろ」だもんな。胸の内に収めることすら許さねえとはオーフェンさん、まさに魔王の名に相応しい所業です。いいぞもっとやれ。
 そういえばコンスタンスは結構のんきにかまえてるのかなと思ってたがそうでもなかった様子。そうかー苦手にしてるのかー……。てか、サルアとコンスタンスのやりとりがまっったく想像できん。
 11月掲載分読み直してみたら難民に対して複雑な思いを見せていたし、そもそも元派遣警察官なんだから死の教師なんて仲良くするような相手じゃなかったんだった(笑)。だがしかしコギーさん、あなたがパシリにしてたオーフェンも一応大陸最強の暗殺技能者と呼ばれた男なんですぜ。

 なんかもー11月掲載分からこっち、脳みそフルスロットルで隙間埋め妄想がずんどこ涌いて出てくるですよほんと。

あそこそ5日

 いそいそとモツ鍋を開いたら、「ひと区切りです。ところで」と雑談が始まっていて「ちょっと待てぇ!」と叫んだ夢を見た日の感想。

 魔王様の歴史講義はひょっとして今日で終了……?でも「次はやたら長い」という話だったからなあ。
 そして順調にサルアが胃を痛めてそうでうひょー。利用されてしまえー。

 どーでもいいんですが、私こんなに幸せでいいんでしょうか。毎日毎日うひょーとか言ってるのに違和感を感じます。なんかそのうちすごく嫌なことが起こりそうな気がしてなりません。

あそこそ4日

 今の章では長らく不明だった世界や魔術についての謎がある程度明かされる(はずだ)が、個人的には死の教師たちが「何を、どれだけ知っていたか」もわかって嬉しかったりする。いや、何度か言っているように、サルアとメッチェンがなんで反逆したのか、その理由をぐだぐだ考えてるもんで、ヒントの一端になるのよさ。
 今日の更新とかかわると思うんで「背約者(下)」からオーリオウルの台詞引用。

「かつて……世界は、ただそれであった。世界は世界であるだけで、それ以上でもそれ以下でもなく、世界の存在する物のためになにを用意する必要もなかった。その頃、世界に住んでいたのは不死の巨人だけだったからだ。(中略)だが、その地に変化が起こる。虚無が満たされてしまったのだ。虚無をくまなく満たしたもの……それが……神々だった」
「神々は力を以ってすべての巨人を殺したが……ただひとつ、世界最大の巨人たる、一匹の蛇を殺すことだけはできなかった。(中略)神々はそれを殺せないと知ると、仕方なく、その蛇がとぐろを巻く内側に世界を作った。(中略)世界はもはや虚ろではなく、蛇の中庭と呼ばれるようになった。そして、巨人の遺骸で出来た大地を、巨人の大陸と読んだ」

「我が神に弓引け背約者(下)」

 つまりオーフェン世界の時間は循環構造になっている、ということなんだろうか。
 停滞(不死の巨人)→可能性=神々と世界の誕生(巨人の死)→ドラゴン種族による世界解析=可能性の逆行→神々と巨人の現出→巨人の成長による変化の克服→神々の無意味化=停滞
 これを繰り返していると。ゆえにボリーさんの存在は予告できたことだった?
 同質にして正逆の――東部編で頻出したこの単語がまた出てきた。やっぱりここらへんの話は東部編でオーフェンとコルゴンとをからめてやるつもりだったんじゃないのかなあ、とかいろいろ考え中。
 つーかお前さん覚悟して聞いたというより本気で時間つぶしのつもりやったんかい(笑)!
 これ聞き終わったあとどうするのかなー。ごろごろごろ。

あそこそ3日

 モツ鍋更新を控え、そわそわをおさえきれずに「よよよよよし、歯みがきでもするか」と数分PCを離れて戻ってきたら家族が居座っていた。今日ばかりは、というかこの時間帯は「あー使ってていいよー」と言える気持ちじゃないんだが……。スマヌ家族。

 今日のポイントは居心地の悪さを呑みこんでいるサルアだね。などとアホな(だってこれから先、毎日「うひょー」とか叫べることはもうないだろうからアホにもなるさ)ことはさておき。
 巨人種族はやはり始祖魔術士を必要としておらず、神々と呼応して現出する存在だった、スウェーデンボリーはそれを知ってい「た」。えーとボリーさん=人間種族≠巨人種族?どどどどどどういう話なんだこれ。
 でも巨人、つまり現人類の使う魔術は設定同様天人由来ということでいいっぽいな。
 じりじりじりじりじりー。

零と愉快な仲間たち

 ひさびさに福本系の話題を出してみる。
 福本漫画を読みとくキーワードのひとつとして「仲間」を設定しているのだけれど、そういう意味で現在「零」でかれらが挑んでいるザ・アンカーを興味深いものとして読んでいた。
 これまで零が挑んできたギャンブルにおいて、零はすべて自身の能力だけで勝ちをおさめてきた。しかしザ・アンカーは違う。三人一組で挑戦するこのゲームは全員がクイズに答えなければならず、しかも生死を握る「アンカー問題」はランダムで出現するため零ひとりの力で勝つことは非常に困難だ。機転が利き、知識の豊富な(それこそ小太郎が呆れるほどに)零であっても、ユウキと末崎の協力なしには勝ち抜けないのだ。
 とはいえ、ギャンブルの内容がクイズということもあってユウキと末崎の対処能力は圧倒的に零に劣る。そのうえ頭上では常に巨大な錨が振り子のように行き来し、冷静さはたやすく奪い去られてしまう。ついでに、根性のひん曲がった小太郎がミスをするたびしつこく嫌味を言ってくれたりもするというおまけつき。
 そういう状況下で、鬼才・福本伸行が提示した「仲間とは何か」という問いに対する回答は意外にも(?)しごく真っ当なものだった。
 いわく「仲間とは、隣にいるだけで心強いもの」いや本当に正面きってぶつけてきたなー……、というのが正直な感想。実を言うとすこしばかり拍子抜けしたのだが、それは私がひねくれすぎた物の見方をしていたからだろう。
 福本伸行という漫画家は作品世界にとても真摯だ。「零」も徹頭徹尾少年漫画として描こうと決めているのだな、と一連のエピソードを読んでいてあらためて考えた。

 要約するとふくもとせんせーだいすきー、ってことです。

「ざわざわサーチ」さん閉鎖

 12月1日付で「ざわざわサーチ」さんが閉鎖されたのでリンクを削除。2年間、本当にありがとうございました。ざわ・・ざわ・・なネットライフを送ることができたのは「ざわざわ」サーチさんのおかげです。

RD23話-26話

23話「人間律」

 久島の考え、直観がはじめて言葉として語られる。かれがなぜ、気象分子散布に反対したのか。そして地球律とは何か。
 まずひとつ。この話は22話までの謎が明らかになり、次回以降の展開を盛り上げるための布石を打つ、重要な回であるはずだ。
 だがいかんせん遅すぎた。これまでまったく語られてこなかった地球律の謎は、言葉でさらりと触れられただけで「ふーん」以上の感慨を呼び起こすものにはならない。視聴者に「おおっ!なるほど!」と思わせるためには、少なくともこれ以前の段階で地球律に触れたエピソードを1話か2話使うべきだ。
 また、ジェニー・円は気象分子推進者であるため久島や波留たちと対立することになるのだが、これも描写が唐突すぎた。主人公組みが仮説ですらない、いやトンデモ科学状態の地球律を信じて動くのはわかる(あのひとら直観のひとやから(笑))。しかし円のかたくなさに説得力が感じ取れない。これではただの悪人だ。円は4話以降クライマックスにいたるまで登場してこなかったため、対立してても人の話を聞かないおっさんにしか見えないのだ。もしこの前段階で、円が気象分子をまるでわが子のように大切している、情熱をかけた研究だとわかる話があれば違ったのかもしれない。しかしそんなエピソードが作られることはなかった。描写をするのは遅すぎたのだ。
 それから、これは作劇上のミスではないが、ソウタが部長代理に就任しているのは明らかにおかしい。いやこれがたとえば「グレンラガン」とかならいいよ?けれどもこの「RD」では、ただの助手が責任ある立場につくことがありえる世界観ではないだろう。しかもソウタが部長代理になる必然性がないのでよけいに不自然に感じる。

24話「地球律」

 これ単体で見ればかなり盛り上がる話ではある。しかし23話で盛り上げる伏線を張るのに失敗してるため、24話は気象分子散布が成功してしまうというイベント消化以上のものにならなかった。つくづく残念だ。

25話「ラストダイブ」

 気象分子が散布されてから一週間。砂漠化した地域で300日ぶりに雨が降るなど、気象分子は順調に効果を上げているようだ。円が望んだように。かつて人の手で破壊された地球を人の手で戻さなければならない。それが円の望みだったのだ。
 一方電理研では、久島が残した最後のカード、超深度ダイブを実行するための準備を進めていた。
 ……だからなんでなんだよ!気象分子が地球律を引き起こし、海が燃えつきるような事態を起こす可能性がある、というのはあくまで仮説ですらない、久島の直観だったわけだろう?世間的にも気象分子バンザイな雰囲気な中、人工島を支える電理研がそんなことをやっていていいのか?
 というわけで今回は大人っぽくなって色気が出てきたミナモさんと波留さんとの、哀しみあふれる昼食シーンが見どころでした。

26話「リアルドライブ」

 実は19話を見たとき「波留さん最後には海の不思議パゥワァで若返るんじゃ……」という考えがちらりと脳裏をよぎった。けれどもアニメ誌のインタビューで「逆浦島太郎をやる。肉体は老いてしまって、話が進むにつれて精神が若返っていく」とあったから、最終的には精神年齢30歳、肉体年齢80歳のスーパーおじいちゃんで完成されるのだろう立てるようになるのはともかく若返るなんていくらなんでもクチャクチャだろハハハハ。と思い直したのだ。
 まさか本当に若返るとはねー……。トンデモ科学ここに極まれり。
 いや、べつにトンデモ科学なのはいいんだよ?海にすべての記憶が眠っていようが、体内の水を通じてすべての生命は共感しあえようが、それを魅力的な物語にしたてあげることができるならば、トンデモ上等だ。いくらでもやってくれなさい。
 しかし「RD」は致命的なまでに説得力に欠けている。「分かりにくいかもしれないけど、これはこういう理屈があってこうしているんです」という説明をおざなりにして「見たままを感じ取ってください」というのは、物語の作り手として怠惰に過ぎる。感じてほしいというのなら、まず言葉を尽くすところからはじめるべきだ。
 ハレー彗星の影響で地球全体が活性化し、水によって命がひとつになった夜。なるほどそれはとても美しいものだったのかもしれない。けれども、ほんとうにそれは伝わったといえるのか?空を見上げているのは非常に狭い世界で展開していたこの作品に登場していた人物だけ、いわば身内だ。
 このアニメ、全体的に起承転結のうち、「起」の部分がどこまでも欠けてたんだなあ……。地球律とはなにか、というテーマと世界観の根本にかかわる設定にはじまり、キャラクターの動機も説明はされるけど説得力がない、各話でも話がなんでそうなるのか不明な事が多い、と物語の最初の要素たる「起」がどうしようもなく欠けていた。
 そりゃ、傑作にはならないとは思っていたけど、まさかこれだけひどい出来で終わってしまうとは。もうちょっとなんとかならんかったのだろーか。

あそこそ2日

 目覚まし時計をセットしてもアラームが鳴る前に目が覚める、というのはかなり役に立つと思うんだが……。

 オーフェンの推測は、「教主が死んでいれば外界で人間種族が生存している」ということでいいのかな。
 ひょっとしたら魔術は天人由来のものでなかった可能性が出てきた。教主は始祖魔術士ではなかった=人間種族の魔術は常世界法則のくさびを必要としない?だとすると天人種族がそれをなぜ隠そうとしていたのか、が問題だわな。イスターシバは彼女の子どもたち、人間種族の魔術士に希望を見出したが、聖域は逆に危険視していたこととかかわってくるんだろうか。
 てか、チャイルドマンもだまされていたって何事ー?!いや、かれが教主に「お前は始祖魔術士だ」と告げ、しかしそれが後日談で否定されてしまったわけだけど。二百年の時間転移という決断とチャイルドマンの名はどうなるんだああああああ。
 「背約者」で明らかになったことがほとんど覆っていくのは、壮観ではあるけれども複雑である。第一部のカタルシスを否定されるとは思わなかった。
 あ、もしかしたら第二部開始当初の構想としては、「扉」でそれをやるつもりだったのかもしれないな。それが、いざ始めてみると第二部のテーマである「絶望と、そこからの解放」とストーリー進行的に噛みあわなくて削った、とか。
 だあああっ!もかもかするぅぅぅ!

 ときに本日もサルア熱は絶好調。くたばれ、と仕草だけで言うところが最高だ。一応あんなんでもキムラック教徒、生まれたときから肌身に染みついてきた信仰に抵触する危うい話をどういう心境で聞いているのかと思うと……いかん変な笑みがフヘヘ。でも最後まで聞くよな。自分の方から話振ったんだしな。自分は避けられない、と妙な責任感あるしな。むしろ設定開示を固唾をのんで見守っているわれわれ読者のためにもちゃんと聞いてくれ。たとえ胃を痛めたり胸が悪くなろうとも。ってゆーかそうなってくれたらかえって嬉しいです。
 ところでサルアはすべて聞き終わったらどうするのか非常に興味がある。教義が根本から引っくりかえされかねない「事実」を自分ひとりの胸におさめて墓まで持っていくのだろうか。あー、なんか新大陸で教主を失い信仰が揺らいで不安な教徒たちを支えている、とかそういう未来予想図が浮かんだ。でもいくら説教好きとはいえ、あんまり堅苦しい生き方はしてほしくない。面倒なことがすべて片付いたら、元の「やりたいことをやる」スタンスに戻ってほしい。ただ、その「やりたいこと」に若干の「せねばならない」が混じっていてくれることを希望する次第。
 しかしまあなんと勝手な注文だろうね。>自分

家庭的物欲

 我が家の洗濯機は脱水中によく止まる。ひどいときには5回くらい。シーツなど重いものを洗った場合は特にそうなることが多いので、「年寄りには重いわい」と息切れしているようにも聞こえる。まあ家に来てから20年くらい経っているからね。
 いまのところ止まるのは脱水しているときだけだけど、洗濯もできなくなる前に新しいのを買わないとねー。
 もうひとつ買い替えを検討しなくてはいかんのがテレビだ。なにせ2年半ほどしたら映らなくなるんだもん。こちらは洗濯機と違ってまだまだ元気だから、地上波デジタル用のチューナーを取りつけるか、ケーブルテレビに加入するという手もある。
 てか、思いきってテレビのない生活に入るというのもありだよな。テレビなんぞそんなに見ないし、ニュースはラジオと新聞があれば事足りる。あ、でもそのラジオも挙動が怪しくなってきてるんだった。
 とはいえ、オタであるこの身には完全にテレビから脱却するのは難しいかもなあ。いま考えているのは、ケーブルテレビに加入してアニマックスとBSを見られるようにするということ。これがいちばん幸せになれそうな気がする。

 あと個人的に欲しいものが最近できた。「ポメラ」というミニチュアサイズのワープロである。機能をぎりぎりまで削ったシンプルさが魅力。ただしおもちゃとして買うにはちょっと高いかな。

あそこそ1日

 やぁぁぁぁっとオーフェンの話が核心に触れはじめた。魔王スウェーデンボリーの話から人間種族の話になったということは……えーとえーと、いったいどうなるんだ。

 「聖域」によればボリーさんはかつて人間であり、理に混じって仙人となった存在らしいが、この世界の存在ではない可能性すらあるそうな。
 現在生きている人間種族は、始祖魔術士によれば、かつておそるべき力を持ち千年前に神々と共に現出した巨人種族らしい。ここでいう巨人種族なるものは、最終拝謁でオーリオウルが語ったユミールと同じものなのだろうか?もしそうだとするなら、キムラック教会の聖言の一節にある「原初(ユミール)の血の聖なるかな」にもちょうど符合するけれども。
 そして三百年前、キエサルヒマに人間種族が漂着する。天人種族はかれらをあたたかく迎え入れ、イスターシバは人間種族の魔術士、彼女の子どもたちに希望を託した。ボリーさん版「世界書」やカミスンダ劇場の戯曲「魔王」は彼女が子どもたち、人間種族の魔術士のために残したものだ。「魔王」がなにを伝えようとしていたのかは、結局本編でも不明のままだったからここで繋がるのだろうか。ううう。
 そして第二世界図塔でドラゴン種族の遺産は完結したってどーゆーことなのさ!マスマテュリアの氷解や教主の機能停止にもかかわってくるの?どうなの?これがドラゴン種族の消失を意味するのなら、クリーオウが連れている子犬のようなものはいったい何者なんだ。

 なんつーか、予想通り小出しにされる情報にじりじりが募る毎日になりそうだ。だれか、だれかわたしに擬似時間転移の魔術をかけてくれ!