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言いたいことは本当にそれなのか?

 「あいつがそいつでこいつがそれで」書籍化にむけて色々と進んでいるようで。その一環として、先だっての収録原稿コピー募集に応募した人にはメールマガジン創刊号が送信されたらしい。それ系のブツは何一つ持っていないゆえ、応募がそもそもできなかった人間には羨ましい話だ。ぴよぴよ。
 おとなしく配信登録が始まるのを待ち、さっそく登録してきた。とはいうものの、いまだに配信されていないのである。ええい待ち遠しい。こういうときに限ってどうでもいいスパムが来たりするので、よけいに苛立たしいのじゃー。
 ところで、今日は「届いた書籍版をめくったら、書き足されて出番が増えていて狂喜乱舞」という夢をみて目が覚めた。
 後日談が始まって以降、夢に出てきたのはこれで3度目である。あくまで記憶に残っているぶんなので、ひょっとしたらもっとみているかもね。フフフ……。
 しかし「ズバァと超かっこいい書下ろしが収録される」という内容ではないあたり、我が夢ながらまことに謙虚である。

さらば木曜洋画劇場

 今回のWBCにおける日本チームの愛称は「侍ジャパン」だった。ために、中継やニュース番組などで「ジャパンがどーたら」「侍がどーたら」という言葉をよく耳にしたのだが、侍と聞くたびに「サムラァイサムラァイ、ブシドー!」が脳内によみがえって困った。



 そんな数々の名予告を生み出してきた木曜洋画劇場も今日で最終回。4月からは水曜シアター9と名を変えて、装いも新たに再出発するのだそうだ。ありがとう木曜洋画劇場、サヨナラサヨナラサヨナラ。 
 ……と思ったら最後にやってくれたー!



 さすがだ。「次回よりリニューアル」というお知らせだけであんな豪華なCMを作ってくれるとは。これからも全身の毛穴で受け止めていくよ!!

だんだんでたでた

 よくNHKをかけっぱなしにしている我が家。先週末、「だんだん」の番宣がかかった際、家族が「今、桂米朝が出ていた」というので確かめるため朝にテレビをつけてみた。
 で、昨日は見逃したが今日の出演はしっかり確認。家族と「寝たきりの役なぞ縁起が悪くないか」「いや動かんですむから出演決めたのでは」と勝手に放言。それにしてもさすが人間国宝、熱演であった。
 そんな朝ドラ、次の「つばさ」は番宣を見る限りハチャメチャな作風らしい。チェックしてみるべ。

 以下はいただいたコメントへのレス。


れすれす

 今日、というか昨日はここしばらく一行コメントですませていた「あそこそ」感想を書き直した。むぅ、毎日感想は難しいな。無論、出番があるときはその限りではない。
 拍手感謝ですー。「うおおおお」とやる気が出ます。
 以下、遅くなりましたがいただいたコメントへのレス。


酸っぱいブドウの味

 私の予想もとい色眼鏡に基づいた希望的観測はことごとく外れてしまったわけだが、それはそれとして次の問題が浮上してきた。おそらくラストシーンとなるだろう次の章に、はたして出番と台詞はあるのか?ということである。
 正直に申し上げればとても出てほしい。しかしこの調子では間違いなくオーフェンとクリーオウの会話で締められるだろうし、はっきり言って変に出てこられては物語の進行上邪魔になってしまいかねない。
 だからズバァが最後の出番だったとこの際覚悟を決めておかなければならないのだ。
 ……まだ出番があると信じていたのかと呆れている諸兄諸姉の顔が見えるようだ。無論最初から全力で「これが最後に違いない」と諦めていたのだが、なおかつ全力で再登場の可能性を行間読みまくって探る、というか例え出てこなくても「この裏側で何をしているのか」を全力で妄想するという無茶苦茶な精神状態でこの半年を生きていたのだ!などと大げさに豪語するのだから我ながらアホらしいこと極まりない。まあ酸っぱいブドウだけを毎晩食べて生きていたようなものだ。

 と・いうわけでズバァからこの四日間いったい何をしていたのかということを考察するのが早急かつ重要な用件だと思われる。ごくごくまっとうに考えるならば(こんな問いをたてる時点でまっとうから遠く離れている気もするが)、出航を目前にした忙しさでさながら残業続きで会社に連泊しているサラリーマンのようによれよれになっていたのであろう。
 しかしだ。そんな状況でもおそらくは剣を片手に夜な夜な「殺し屋はどこだー」と探し回っていたような気がしてならない。これぞまさしく夜回り先生。そして同じくコルゴン迎撃のためにうろうろしていたオーフェンと出くわして互いに「……」とかなっていたんじゃないか?!そうなんだな?!よし。
 などと妙な得心をしてしまうのだから、酸っぱいブドウが引き起こす自家中毒症状は恐ろしいものがある。皆様どうか食されぬよう。

建築平面図ジェネレータ

 絶賛物書きモード中である。物書きモードすごいよ。四六時中物書きのことしか考えないくらいすごい。あいた時間は常にPCとにらめっこというくらいすごい。
 まあ、だからといってファイルが進むわけでもないのが謎だなあはっはっはっは。

 話は変わるが建築平面図ジェネレータなるものを見つけたので遊んでいる。で、コズミ博士居候時のゼロゼロズでやってみたらば(画像194kb)。

 4……。

 

あそこそ22日

 サ(先走りすぎ)

あそこそ21日

 そういうもんなの?……ってこっちも言いたいわい(笑)。
 クリーオウの呼びかけは劇的だった。レキ2号は目を開け(黒い瞳!)、ついでに巨大化。……なんで?
 いつものごとくネットをうろうろして他の方の感想を読み、自分なりに解釈してみると「クリーオウとレキは精神的に接続されているから、クリーオウの前進に呼応してレキも目覚めた」ってことでいいのかな。いまひとつ、ここらへんの仕組みがよくわからない。いや「そういうもの」と流しておけばいいのだろうけど。このぶんでは、ドラゴン種族の絶滅もたぶん語られないんだろうなー。
 レキ2号が黒い瞳になったのも謎だ。Wikipediaで「ドラゴン種族の緑の瞳は、呪いにより眼球が変化したもの」とあるが、これって作中で言及されてたっけ?この記述を信用するなら、レキ2号はディープ・ドラゴン種族とは異なる生物なのかもしれない。というより、魔術を得る前に戻ったのだろうか。

あそこそ18-20日

 じゃんに違和感をおぼえる自分はどうしようもない大阪人。
 あと、アーバンラマのライアンの作った森がまだあるということは、船の材料はこれを利用したのかもね。

 クリーオウは初めて気づいた。オーフェンに会いに行く、ただそれだけのために彼女のこの一年間があったわけだが、会ってそれからどうするのかをクリーオウは考えていなかった。いや、考えようとしなかったというほうが正しいかもしれない。
 「扉」でオーフェンがクリーオウとマジクに別れを告げたのは、魔王の力を得て自分を巡る状況が本格的にまずくなったから、そして「はぐれ旅」が終わったからだ。それらの事情をクリーオウがどれだけ知っているのかは、本編及び「あそこそ」からはわからないが、クリーオウならば仔細を知らずともオーフェンの心情には気づいているのだろう。
 以前、つまり西部編のクリーオウだったら「とにかく会いに行けば大丈夫よ!」と豪語していたと思われ。そして、実際なんとかなっていたのだ。西部編における彼女はデウス・エクス・マキナだったのだから。
 しかし「今」のクリーオウは違う。デウス・エクス・マキナの座から降ろされ、「なんとかならないかもしれない」という恐怖を知っている。であるから、オーフェンに会ったその先を考えていなかったのだろう。会えたとして、やはり以前とは変わったオーフェンが拒絶を表明する恐怖、そして大陸外へ出て行くという途方もない話についていくのかという恐怖。
 そこで止まってしまえば、眠りつづけるレキ2号と同じなのだ。そのことに気づき、クリーオウは今初めてレキ2号に呼びかける。

 ところで。展開上、殴られて顔を腫らし、ぼろぼろと涙をこぼすクリーオウの絵がそこかしこで見かけられたわけだが――ちょっと、いやかなり萌えた。<どんな趣味だよ…

「もう、しませんから。」

 今週の「もう、しませんから。」に待望の福本伸行が登場した。「もうしま」はこれまでマガジン連載陣に取材していたし、フリーマーケットの回でも商品寄贈として名前だけ登場していた。だから「零」が始まってからいつか登場するのではないかと心待ちにしていた私にとっては、とても嬉しい展開。昨年の講演会でも、「もうしま」を読んでいる、と発言していたからなあ。
 にしても、今週は毎度おなじみ森川ジョージをはじめ、あまりに登場メンバーが豪華すぎて吹いた。次週も楽しみじゃわい。

いまさらABC

 タイミングが遅れたが、いまさらABCの話題。どれに投票するか悩んだ挙句、結局投票しないことにした。選べないよあれは!
 そして去る14日、めでたくA「プレ編勢揃い」に決定ー。ぱちぱちぱち。うむ、王道である。しかしCがかなり人気だったのが、個人的には意外だったなぁ。やはりキースの人気凄まじし、といったところか。
 んでもって、実際に書き始めたらBも混ざってきたということなので、ブラディ・バース・リンなる謎の人物も明かされるのだろうか?!わくわく。

あそこそ17日

 頭がモノカキ脳に切り替わってて感想を書きにくいけどやっちゃるぜ!

 今日の更新を読んでいて、ふとした物悲しさに襲われた。いままでになく、コルゴンというキャラが悲しく思えたのだ。
 かつての後輩であるオーフェンを暗殺せよとの命を受けてより一年間もぐね…ぐね…してたのも、そのわりに殺す気満々でいたのも、明らかに邪魔者のクリーオウを殺さないでいたのも、すべて自分の予想を超えたという「敬意(クリーオウは恐怖と見抜いたが)」からのこと。
 自らを絶対的勝者と信じているコルゴンにとって、かれらは理解の埒外に置かれた事象であり、それを理解しようとも望まないのだな。不幸だったのは、コルゴンには常に勝者となれるだけの実力があったということだろう。勝者は薙ぎ倒したものどもに意識を払う必要はないのだから。いや、不幸だと感じるのは読者の勝手な押しつけにすぎないか。
 「あいつがそいつでこいつがそれで」はコルゴンの語り直しではないのか、という以前から抱いていた印象が、ここにきてますます強くなってきたなあ。

深く静かに潜行せよ

 「あそこそ」再開で浮上してみむ。そしてぬぼーっとしている間にも拍手が。感謝っすー。


あそこそ16日

 コルゴン律儀だなぁ…。

 邪念を受信した。続きを読む

モツ鍋10日

 全部書いてくださいよもう。

 と思ってしまうのは贅沢極まりない。そう自覚してはいるのだが。が。が!
 なんだよもう気になるじゃないの。勘弁してください。
 ところで「ブラディ・バース・リン」なる人物がマジク母ことアイリス・リンの関係者?!と思うより先に、カーネル・サンダースのそっくりさんもといランディ・バースを連想してしまった私の脳みそってどーなっているんだろう。特に阪神ファンでもないのに。
 (追記)てなことを書いていたら、なんと24年前に道頓堀に投げ込まれたカーネル・サンダース人形の上半身が発見されたそうな。これで今年日本一になれば呪いは解消されたということでオチとしてはきれいだが(笑)、はてさて。

ワシズ、あと零について

 ひさびさに福本の話題。
 怪作と名高い「ワシズ」、とうとう単行本になる。……2巻出るのかな、と早くも心配に。だって竹書房だもの。
 あらためて頭から通して読むと、最初こそまだ普通…じゃないよなコレ。ともかく普通ではないがまだしもスピンアウトっぽい雰囲気を残していたのに、話が進むごとに描く方もなにかが乗り移ってきたのであろうか。加速度的にイカれっぷりも増していく。なんつーか、読んでると脳からヤバい物質がズビズバ出てくる気がする。
 鷲巣様が指を詰めさせたり麻雀牌を詰めたりトカゲ食うたりマッチョになったり地下鉄作ったりやりたい放題。もはや福本ワールドがかけらも残っていない。さすが原恵一郎である。素晴らしい中毒性だ。
 そういえば隼は鈴木の若き日の姿、ということになっているが、最初からいるあの部下も吉岡なのだろうか?あの忠節ぶりは吉岡を髣髴とさせるのだけれど、いずれは言及されるといいなあ。

 「零」が休載の間に思いつきを書きつらね。
 打ち切り(……)になってしまった「涯」の轍を踏まないようにか、「零」は意識的に現代的な風潮に合わせて描かれている。展開を早めにしているところをみると、おそらく打ち合わせの段階からかなりきっちりとプロットを詰めているのではないだろうか。
 あと賭博覇王伝、と銘打っているわりにギャンブルがあまり絡んでいないのは、福本伸行=ギャンブル漫画のイメージから題名がつけられたんだろうな。もちろんこの「選抜」が終われば、タイトルに合致するような、世界の富豪を相手取るギャンブルが始まるのかもしれない。でもいまのところは、何かを賭けるというより何かを乗り越える方が主題だと思われ。
 まあこれは何回か書いていることである。
 最近気になっているのは、この漫画の主人公、零のことだ。福本漫画は、あまりキャラクターの背景を重視しない。もちろんそれは主人公についてもいえることであって、漫画を読んでいてもキャラクターの前歴はそこから読み取ることができないし、そうしたことは福本漫画にとってさほどの意味を持たない要素だと感じられる。
 それが、「零」ではこれまでの作品とはやや趣が異なる。たとえば登場人物の名前が特徴的なものであったり、各自の行動に「目的」が設定されている点が私に「今までと違う」という印象を与えるのだ。
 もちろん以前の作品でも各キャラクターは目的を持って行動している。これまではキャラクターの目的=話の展開だったのが、「零」は必ずしもそうではない。様々な「目的」が物語の中でうごめいているように見える。以前と比較して群像劇的、と言えばいいのだろうか。
 ……ちと表現に困るな。私自身、なんとなくそう感じているという程度の話なので、まだ明確に考えが固まっていない。ご容赦の程を。
 さて、主人公の零について。かれはいったい何者なんだろう、というのが最近の私の疑問だ。秀才であり、少年漫画の主人公にふさわしい(やや前時代的すぎるほど)まっとうな正義感と純粋さを持つ零だが、なぜ自殺サイトに投稿していた少年たちを集めたのか、なぜ振り込め詐欺被害者を救おうとしたのか、という動機はまだ語られていない。
 むろん零の真正直さを表すために、わかりよい時事問題を持ってきたと考えることもできる。しかし、それにしてはやっていることが大仰と言おうか、行動に出るための内的動機、零自身がそれらの時事問題をどう考えているのか、が描かれなさ過ぎているように見える。
 ひとことで言えば、ちょいと前段階をすっ飛ばしている気がするのだな。
 まあ私はたいてい考えすぎるので、あまり重要でない要素を深刻にとらえているのかもしれない。この先作中で零の来歴が描かれる保障もないしなあ。

 今日もまたまとまらずに終わる。

モツ鍋8日

 拍手、ありがとうございます。へこへこ。

 収録内容の予定も発表されましたな。ミニ文庫のみならず、「オーフェン」以外の原稿もいろいろ収録する方向で話を進めている、ということだったのだけれど、「パノ」も収録されるとのことで、これはとても嬉しい。
 なにしろ「パノ」を知ったのがつい最近のことで、もう読めないのかなーとしょんぼりしていたところだった。
 いやはや、まこと超豪華すぎて怖くなってくるシロモノであることよ。

シンプルイズベスト

 昨秋、アメリカで「Peek」というメール専用の端末が発売されたのだそうだ。料金は月額固定でメール使い放題、取得できるアカウントは3つまで。音声通話はもちろんできないし、スロットも一切なし。わりきってるなー。
 機能をひとつだけにしぼったガジェットというのは、ポメラにも通じる気が。「いろんなことがなんでもできます」な高機能さより、自分にとって必要な機能だけを持つ、というかむしろ「それしかない」ものに心惹かれるから、そういうのが好みなんだろな。

 そのポメラさんと今週は親密なお付き合いをしていた。が、すげー肩こりになってしまった。姿勢が悪いせいか?

「キングアビス」なかむらたかし

 半ば以上あきらめていた単行本が発売された。まずはめでたい。絶対に近所の書店では置かないだろうと最初からジュンク堂へゴー。……したのはいいのだが、久々に行ったなんばのジュンク堂は新刊の配置が謎なことになっていて、しばらく店内をさまよってしまった。
 人間のほかに3種族の異能者が暮らしている世界。王の命じた異能者狩りにより、村もろとも皆殺しの目に遭わされた少年、キャルは妹と仲間たちと共に王都を目指している。一方の王都には、謎めいた力を持った王子アビスがいた。どうやらアビスには世界と神に関わる目的があるようなのだが……。
 と、まあまだまだ風呂敷が広げられたばかり。1巻は、なかむらたかしの手になる美しい描線を堪能した。あとは続刊を祈るだけである。……出るのかなぁ。いやまぢで心配。
 ところで、昨年末のオエセル祭でまた「ファンタジックチルドレン」の朗読劇があったらしいのだが。あのー、どうにかCD化してもらえませんか(涙)。

リクエスト結果発表

 さて、リクエストの集計結果が発表されましたな。
 うむ、やはりA「チャイルドマン教室全員集合」は王道だな。これ、一度はあると思っていたのに結局なかったし、読者としてはぜひとも読みたい。本編でも一部集合したと思ったら結局ちょっとの間だけでしかも意思疎通してなかったしなぁ……。すごい残念だった。一応「黒の聖域」でかきおろしイラストとして実現してたけど。
 んでBは「教師になる前のチャイルドマン」か。これはこれで渋い話になりそう。推測するに、イスターシバ、それにエキントラやオレイルのリクエストとかもこれに含まれてそうだ。
 Cの「魔王オーフェンVSキース」はどうだろう。作風も変化してるから無謀編のノリはそぐわないものだという印象だし。いや逆に今の作風でキースを書くとどうなるんだと思えばいいのか。先生ここはひとつシュールなのを、と。
 しっかしこれは悩む。あまりにも贅沢な悩みだが。

 ところで、実を言うと「オーリオウル享年マイナス1000歳」とか「ボリーさん32歳」というリクエストも考えたのである。私的に一番気になるのは世界設定だから。だがこれは話にしづらいリクエストというか、琴線に触れないだろうなという予感があり、送っていいものか?というと疑問だった。
 まあ結局ものすごく真剣に迷った末、己の願望を優先して「サルア16歳」で送ったんですがね(爆)。

あそこそ6日

 ちょいと疲れていたので、まともな感想は明日にしよう……と思って寝ようとしたらよもやの複数回更新で寝るに寝れなくなってしまった夜の感想をあらためて書く。
 しかし日記のネタをためておかなくても大丈夫なのだろうか、毎日更新だから連載休止中も雑談ネタが必要なのに、と余計な心配をしてみたり。まあ今回は誕生日ネタ&お仕事情報だから鮮度が命だものな。公表されたザスニの新連載、「ベストオブオーフェン」でちらっと語っていた構想を思い出す。
 そして今回で小休止ということで、そろそろ時期的にリクエストの集計結果が発表されるのかしらー。

 同質にして正逆、と称されたふたりの決着はひとまずついた。どちらがより強く、より正しいか、ではなく、前に進もうとしているか否かが勝敗を分けたのだ。
 オーフェンの覚悟、この夜がかつての先輩コルゴンとだけでなくもっと多くのもの(キエサルヒマに暮らすひとびと、そしてキエサルヒマ自体)との別離になるというその心境をみていると、やはり開拓とボリーさんへの接触(&力の返上)は簡単にいかない話だという気がするな。外界に何があるのかすっっっっごく気になる。……外大陸開拓編、書かれたりしないのかな。いやおそらく書下ろしがそうじゃないのかと思えるのだけれど。
 しかしオーフェンはコルゴンと遭遇するまでのこの数日いったいどこで何をしていたんだ。街をうろついて襲撃を待っていたか、それとも一度は外へ探しに出かけたりしていたのだろうか。

「血界戦線」第3話

 をを、ジャンプSQ次号から加藤和恵の新連載が始まるのか。楽しみじゃわい。
 そして内藤御大の短期集中連載、今月で早くも最終話。先月号を読んだ時点では、「この風呂敷をどーやってたたむんだろう?」と心配したほどの盛大な広げっぷりだったが、ゆるりさらりとたたまれてしまった。うむ、心配した私が愚かであったな!
 てか御大の心にもあの精霊は刻みこまれていたのだね。名前、伏せてないけど大丈夫なのだろうか。
 一応ラスボスっぽく見えた堕落王さんもいいキャラだったなぁ。思わず「さん」づけをしてしまうくらいに。「TRIGUN」をあれだけ力こめて描いていたから、しばらくは御大の漫画は軽めな感じになるのかもしれぬ。「血界戦線」も適度に連載続けられそうなネタをちりばめたまんまであるし、ひょっとしたらまたお目にかかれるかも?と期待。

あそこそ5日

 拍手をいただきました。はげみになりやんす。
 昨日は↓のようなことをわめいて寝ましたが、ネットをうろうろしてたら某氏がサルアとメッチェンの絵を描いてらして一気に上機嫌というか「うっひょひょー!」となり現金だなぁと思った、夜の感想。

 寸打が出たぞー。

だが、私はあきらめない

1、魔王と殺し屋の激闘に割って入る隙をうかがっている。
2、どこぞの廃屋で倒れていた金髪の女を発見し慌てている。
3、明日に迫った出航の準備で無茶苦茶忙しい。
4、妻といちゃついている。
5、出向直前まで魔王を待っている姿が描かれる。
6、行間どころかページ間から読み取れという神の試練。
7、無謀編11巻タイトル

あそこそ4日

 ずっと考えていたことではあるが……この物語、つまり「あいつはそいつでこいつはそれで」の意味というのは、いったいなんだというのだろう。
 私は、この不定期連載が始まった当初の感想でこう書いた。

 もし連載が、ワニ娘話のようなすべてが終わった後のおまけエピソードだったら、嬉しいのに変わりはなくともここまで盛り上がらなかっただろう。われらが主人公、オーフェンを待ち受けているのは永遠に終わらない楽園ではなく、更なる困難に満ちた道行きだ。あの世界にふたたび触れられること、これを喜ばずしてなんとしよう。

 「オーフェン」はすでに終わった物語である。物語の終わり、それは語られるべき事象がすべて語り尽くされるということだ。たとえ消化不良の点があろうとも。
 これは別に「オーフェン」に限った話ではない。ファンサービス的に、大団円を迎えた後の楽園の世界を垣間見せるのならばともかく、「あそこそ」は未回収だった設定が開示されるなど、続編といっていいように思われる。一度エンドマークを打った物語に対して、これ以上いったい何をつけくわえようというのか?そのことがずっと頭にあった。
 「スレイヤーズVSオーフェン」で断片が提示されたように、秋田禎信はオーフェンたちの「その後」は考えていたらしいから、富士見書房に後日談競作企画を提示されて「扉」後の顛末を書いてみるのもいいか、と思ったのかもしれない。あるいは、本編中で物語を動かす役割に徹していたクリーオウを、物語の中で意思を持って動くキャラクターとして描こうと思ったのかもしれない。用意はしていたものの、結局使われることのなかった設定群をファンサービス的な意味合いで披露してみようと思ったのかもしれない。
 と同時に、私はコルゴンが登場してから、「この話はひょっとして『同質で正逆』を語りなおそうとしているのでは?」という考えがあった。
 東部編で繰り返し出てきたわりに、カタルシスにはあまりからまなかったフレーズである。というより、物語の中でフレーズについての決着のつけ方が弱かったと言う方が正しいだろう。超人を目指していたコルゴンと、超人は世界を救わないとしたオーフェン。この二人の関係は、本編中では対立や対照というより「ずれていた」という印象がある。互いが手前勝手に行動した結果、「扉」で対峙する場面になっただけであり、しかも対照性を強調して描かれていたわけでもないからだ。こうして「あそこそ」において、やっと関係性が生じたわけだが。
 あえて否定的な言い方をする。「あそこそ」は本編で未消化だった「同質で正逆」の後始末が芯になっているのではないだろうか。新たな要素をつけくわえるならばともかく、本編で語るべきだったはずの事象を後日談で片付けるのは、筋が通らないことと私には思える。

 ……それにしても、本来ならきちんと東部編を読み返してから書くべき内容だな、これは。盛大な勇み足である。

ブーツはどこに消えた?

 拍手感謝いたしますー。

 昨日の感想を書いてから妙に気になったので、正確を期すために(大げさ)オーフェンのブーツがどうなったか確認してみた。いや、もし以前と同じブーツなら、それを踏み抜くコルゴンの力ってすごすぎるよな、と思って。
 「こかして踏みつける」戦闘スタイルを取るオーフェンのブーツといえば、鉄骨やら鉄板やらで補強した凶悪な代物である。防御はもちろん、骨を折ったり砕いたりも可能な優れもの。本人曰く、特注でかなり高くついたそうな。そのころにはお金があったんだなあ。
 お馴染みの革ジャケットを買ったのが17歳のころだというから、ブーツも同じくらいの時期から使いはじめたのかもしれない。
 しかし「銃声」にてレティシャが持ってきた《塔》謹製戦闘服に着替えて以降は、ブーツも戦闘服付属のものになっているので、やはり鉄板ブーツは荒野に放置されてしまったのだろう。
 ならば現在のオーフェンの服装、てか装備は特に戦闘を意識したものではなく、コルゴンが足首を踏み抜くのも容易だったということか。
 オーフェンも殺し屋に狙われている立場とはいえ、開拓委員会に関わっている以上、戦闘装備は難しいのだろうね。

あそこそ3日

 23時ごろから回線がやたら重くなり、エラー出まくるわモツ鍋繋がらないわCGIにログインできないわで「クキェー!」な夜の感想。

 「注:このひとたちは魔術士です」と注釈をつけたくなるような戦闘である。さすが本編中で魔術の強力無比さと弱点を克明に語り、はては「銃による狙撃は魔術に勝る」とまでやってのけた秋田禎信。暗闇での激闘は破壊ビームもなにもなく、きわめて地味なものだ。これは今こそサモアペット博士の真価が問われるとき!さあ皆さんごいっしょに、ま・じゅ・つうううぅぅ!
 足を踏み抜かれた、ってそういえば例の鉄板ブーツは戦闘服にお召し替えした際に置いていったんだろうなあ。今は普通の靴なのか、やはり。
 オーフェンとコルゴン、共にチャイルドマンから暗殺術を訓練された一級のスタッバー、暗殺技能者である。「扉」においては回避された対決がようやく実現となったわけだ。
 戦闘力を削いでいく戦法に出たコルゴンにより、オーフェンに致命的ではないダメージがじわじわと積み重なっていく。しかしオーフェンの強さとは「自分の痛みと引き換えに相手を殺す」と評された類のもの。自身の体を破壊しても意図を達成する、それがオーフェンだ。もちろん同窓であるコルゴンはそれを充分理解しているだろうから、完全に殺すまで止まらないだろうが……。
 して、オーフェンがこの二日間どこで何をしていたかについて。コルゴンを探しに行ったのではなく、罠をはるなど迎え撃つ準備をしていたのでは、と予想してみるがいかがだろう。
 あいもかわらず続きが非常に楽しみだ。

 と

あそこそ2日

 バトル!バトル!
 いよっ待ってましたァッ!

本を作るよ

 009関係でこのサイトをご覧の方はすでにご存知かと思われますが、5月のスパコミで本を出す予定です。といってもサークル参加するのではなく、委託という形でひとさまに乗っからせていただくのですが。
 スペース主のきいろさんこゆみさん、そして私こときさだによる「サークルK」(笑)です。

 で、なんで今になってこういうことを言い出したかといいますとですね、あまりにも原稿が進まないので、公言すれば尻に火がつくんじゃないかと(爆)。

 拍手ありがとうございます。以下はレス。


あそこそ1日

 あ、コルゴンはやはり魔術士の憂鬱だったのか。ということは、レティシャの心配もこれについてのものだったのだろう。

 空き地でコルゴンと対峙するオーフェンは、「こいつは誰だ?」と内心で独語する。オーフェンはもうキリランシェロではないし、コルゴンも貴族連盟の殺し屋としてオーフェンの前に現われた。その状況で、ふたりはかつて同様教室の仲間だ、と断定できるのか。
 にしても、専門の訓練を受けたコルゴンが撃った銃弾をよけるとは、オーフェンさすがだ。いやこの場合はコルゴンが弱っているからなのかもしれない。
 てか、あんた今まで何してたの!?

 ……とk

ポメラニアンの日々

 待ち望んでいたポメラがやってきて二週間強。物書きモードになっていないせいか、私がだれているからか、せっかくのポメラさんをあまり活用できていない。大変遺憾である。
 そんな状況を打破するべく、というとちょいと大げさではあるが、ポメラ用のケースを買った。
 先日よりいいケースはないかと電器屋や文房具屋をのぞいていたのだけれど、どうもしっくりくるものが見つからず、あわれポメラさんは素のままだったのである。
 そんな私に「をを!」と目に止まったのがこちら
 セミハードタイプのケースなので作りは頑丈だし、内寸がW155×H120×D20とポメラに比べてやや厚みが足りないとはいえ、入れるには充分。二つ折りタイプだからそのままキーボードを広げてタイピングできるのも嬉しい。いい買い物をした、とにまにましている。