記事一覧

今川版マジンガーZ

 公式サイト
 新作がマジンガーZとな!?こいつぁすげえ。

ぴゅーと行く開拓民

 (2月26日書き直し)
 「なぜ開拓計画が性急に進められているのか」ということが前から疑問だったのだが、その理由についてちょいとこじつけてみたぜ。

・外大陸の存在はなぜ判明したか
 行くといっても当の外大陸はどこに、またキエサルヒマからどのくらいの位置にあるのか。開拓計画のそもそもの大前提なのだが、これについては今に至るまでまったく語られていない。
 オーフェンは魔王召喚の影響でか、断片的とはいえ世界についての知識を所有しているようなので、その中にそうした情報もあったと考えれば一応の説明はつく。
 そういえば最終拝謁でも海に無数に浮かぶ大陸を幻視していたな。まあ、あれはドラゴン種族がキエサルヒマに追われる前の光景であろうから、神々によって滅ぼされたとされる現在も同じ光景が広がっている保障はない。
 ところで、外大陸ってひょっとして巨人の大陸なんだろうか。

・言いだしっぺ誰なのさ
 これはオーフェンだろう。外界へ行きたい=魔王の力を返上したいという痛切な動機を持っているから。
 でもアーバンラマの資産家たちが、どうしてそげな怪しさ大爆発な話に乗ったのかはやっぱり謎。いくらキエサルヒマの現状に見切りをつけたといっても、資産の基盤を捨ててまで不確実極まりない開拓計画に乗るのか?という疑問が。
 でもドロシーとエドガーが締め上げ……もとい、説得して回ったのなら、ある程度の無茶も通りそうな気もする。いや、だってあの夫妻だし。

・第一陣がさっさと出て行った理由
 現実世界でも難民問題はややこしい。なんとなくだが、アーバンラマの中でもキムラック難民を厄介払いしたい向きが、開拓計画をこれ幸いと船に乗せて放り出したんじゃなかろーか。教主の「教会総本山の再建」という目的とも合致するだろうし、そもそも教主が精神支配でどーにかしたのかもしれぬ。

 などと考えているうちに思いついた。オーフェンが急ぐ理由には、教主の存在もからんでいるんじゃないか?たとえばボリーさん関係で早急に教主を捕捉しなければならないような何かがある、とか。

オレイルはなぜ死んだ?その2

 拍手ありがとうでやんす。励みになります親分。

 さてリクエストをいったいどうするか、どういう文面で送るか、というのが現在私にとって最大の懸案であるのだが、考えこんでいるうちにどういうわけか「オレイルがなぜ死んだのか」ということについて想像をめぐらせていた。<またろくでもない想像やな……
 「ほかに考えることはいくらでもあるだろう!」というお叱りを受けそうなネタである。まったく我ながら呆れるほかはない。以下、好き勝手に憶測を並べ立てている。続きを読む

あそこそ関連サイトさんまとめ

 やっつけですが作りました。
 以前のまとめからまたサイトさんが増えましたし、記事が埋もれてしまったということもあり、突貫工事。でもなんかまだ抜けてる気がする……。

「あそこそ」書籍化決定

 まずはとにかくめでたい。
 めでたい。めでたいのだがとんでもないことになっている。ええと……なんて言ったらいいのやら。とりあえず、いっこずつコメントをつけていこう。

・イラストが入るらしい
 「オーフェン」の絵師といったら草河遊哉しかおらぬではないか。ね?!草河さんだよね?!
 草河遊哉の手になるスーツ着用サルアなんてそんな。想像するだけで妙な笑みがほころんでくるではないか。どうしてくれよう。てか、もういっそ登場人物全員のイラストがあればいいんじゃないかな。

・中身は4、5冊分のセット
 「あいつがそいつでこいつがそれで」本編の他、ミニ文庫の「まわり道」、数々の未収録原稿(「オーフェン」以外のも!)や書下ろし2話まで入る予定だとか。ご、豪華すぎる。「パノ」は全然知らなかった作品だから、機会があればぜひ読みたし。
 当初の予定、つまり富士見ファンタジア文庫の「完結した作品たちの後日談」企画として「あそこそ」が書かれたわけだから、それから考えると相当豪華なものになったなあ。
 ある意味、この企画がなくなってしまったおかげでここまでのボリュームになったのだから、複雑な思いもしたり。

・書き下ろし
 「なにもそこまでやらなくてもーッ」と悲鳴が出た。なんとこれをやりつつ本来の仕事まで進めているという。商業作家の鑑だ秋田禎信!
 すでに書きあがった短いのが一本と、現在進行中の長いのがもう一本、間に合えば収録される予定という。どんな話になるんだろうか。わくわく。
 あと、ひさしぶりのあとがきヒロイン対談もやるそうな。順当に行けばクリーオウ、はたまた無謀編ヒロインのコンスタンス、本来「魔王」ヒロインをつとめるはずだったメッチェン、キエサルヒマに残る(?)レティシャ、大穴で還ってきたロッテーシャorウィノナ。さーて誰だろう。
 ……いっそ全員(略)。

・リクエスト
 これが一番引っくりかえった。3本目の書き下ろしの題材を我々読者から募るだなんて。そんな。そんな。そんな。<混乱中
 『主人公となる登場人物とその年齢設定、加えてサブキャラを2人、いや、まあどうせ空気読めよテメーと言われそうなので7人まで』を募集、って。そんな。<こんらんちう
 どどどどどどどーしろと。今の私にそんなもん考えさせたら、非常に個人的な願望が凝縮されたシロモノにしかならないっつーか「それ同人でやれよ」的な話になるっつーか、むしろ今書いてるんだけどどうしろと?!<こん(略)
 空気呼んで7人云々、というのはどういうことなのかと思っていたら「教師から生徒まで、チャイルドマン教室揃い踏みのことか」という意見をネットで見かけて納得する。うむ、やっぱりこの話は見たいわ。
 でででででででも「妄想するだけはタダ」だと思っていたけど、この際「言うだけはタダ」という振る舞いに及ぶのもアリなのだろうか?
 現在、ちょっと冷静な判断というやつができない状態に陥っているのでリクエストメールも考えられそうにない(笑)。

 ちなみに、昨夜はチャットでこの驚きをどなたかと分かち合いたく思ってあんぎゃーあんぎゃーと叫びまくり、興奮のあまり入室しづらい空間を形成していたのだが、嬉しいことに入室していただけた。その節はありがとうございました。

モツ鍋22日

 とんでもないことになってるぅぅぅぅぅ!!

ハの字とサの字

 さて、また世迷言である。考察や感想ですらないただのネタなので、読み飛ばしていただければ幸い。
 ちょいとうがった目で「オーフェン」を注視してみると、ハーティアとサルアは、そのキャラクター性と作中での立ち位置に似た点がいくつかあることがわかる。
 ……実は極めて個人的な理由(というか好み)から、似ていることをあまり認めたくはなかったのだが、私ももう充分な歳である。冷静に考えることができるじゃろう、という試み。まあ、「オーフェン」を客観的に読めてるかどうか、最近あまり自信がないんだがな(爆)。

 とまれ、どこが似ているかという話。一見、周囲の状況を達観しつつチャラい行動を取っているが、その実くさくさしているような青いところを持ち合わせており、腹の内では流されるだけでは終わりたくない、と考えているあたりが共通しているのではないかと思う。
 また、キリランシェロに対して容易ならざる感情を抱いていることも付け加えてもいいかもしれない。かといって、それをわざわざ本人にぶつけたりするほど子どもでもないが、逆に言えば一歩か二歩引いた距離を保っているということだ(ハーティアはキリランシェロと付き合いが長いはずなのに、友人というにはどこか冷めた関係のような印象がある)。
 や、サルアは「鋼の後継キリランシェロ」に何がしかのこだわりがあるのではないか?というのは、私の思い込みにすぎないんだけれど。客観的に見て、作者はそこまで考えていないと思う。まあ意図的な誤読というやつだ。
 似ている、あるいは似てしまった理由は、おそらく結果的なものだろう。たまたま、主人公の冷静な観察者という立ち位置が与えられたキャラクターが二人出て、当時の「作家・秋田禎信」の引き出しにはああいうタイプの人物像が出やすかった。と、まあこんなところだろうな。
 すんませんオチはこれだけです。

封仙娘娘追宝録「天を決する大団円(下)」

 読んだ。今はただ、待ち望んだ最終巻が刊行された喜び、ひとつの物語が終わったさみしさ、そして、作者ろくごまるにと絵師ひさいちよしきに何より感謝を。

 現在、拙サイトをご覧の方で一番多いのは「オーフェン」関連の話題が目当てだと思われるので、「オーフェン」と同時代に富士見ファンタジア文庫から出たこのシリーズを、未読までも名をご存知だという向きもおられるやもしれぬ。既読の方は、今ごろおそらく私同様完結した喜びにひたっておられるだろうか。
 未読だというそこなあなた、あなたは実に幸運。なにせ下巻発売まで6年待つ、とかそういう妙な苦行を体験しなくともよいのである。

 物語は、道士から昇格したばかりの新米仙人、和穂がある事故で宝貝(ぱおぺえ。仙人によって作られた神秘の道具)を人間界にばらまいてしまったところからはじまる。その数、七百二十七。
 しかも、そのすべてが欠陥品として厳重に封印されたものだったからさあ大変。このままでは人間界が大変なことになってしまう!
 責任を感じた和穂は、自ら申し出て宝貝の回収に向かうことを決意した。これ以上の混乱を防ぐため、仙術を封印して――つまり、普通の人間と何ら変わりない身となって。
 そんな和穂のお供をつとめるのが「殷雷刀」、刀の宝貝である。殷雷もまた欠陥品として封印されていたのだが、和穂の失敗につけこむことをよしとせず、逃亡しなかったのだ。ちなみに殷雷の欠陥とは、そういう「情の脆さ」である。
 こうした殷雷のように、この作品の宝貝は意思を持って人間に変化できるものもいるのだ。そんな一癖も二癖もある宝貝たちと、その所有者。和穂と殷雷は大きな困難に立ち向かいながら旅を続ける。
 ろくごまるにの軽妙な文体を賞味するもよし、見事な構成力に脱帽するもよし、深読みすると見えてくる理屈を考察するもよし、はたまた和穂のひたむきさに胸打たれ、殷雷の武器らしからぬ情の脆さに共感し、各巻の登場人物と宝貝たちが抱える業に思いを馳せるもよかろう。
 つまり、このうえなく「どきどきわくわく」して読める小説だったのだ、この作品は。……ああ、過去形で語らねばならないのが、嬉しくもまた寂しいな。

 (2月23日追記)以下は下巻についての感想。ねたばれるよん。続きを読む

相棒

 ひさびさに「相棒」を見た。ほぼ水谷豊と岸恵子の二人芝居といっていい内容で、動機やトリックやらの解明は二の次、てかそんな些細なことはどーでもよろしい、とでもばかりにベテランの役者ふたりがたっぷりと掛け合う様を堪能致しました。
 ふふふふふ腹がふくれたのぅ。

あそこそ18-19日

 1日から続いた連載も今日でひと区切り。キムラック越えのときといい、クリーオウ視点での話は長くなる、というかじっくり語られるのだな。
 クリーオウがいつ・どのようにコルゴンと敵対する行動に出るのか、というのは当初からこの話のキモではあった。騎士軍と対峙したときは、他者を殺す意思をクリーオウの視点から描くのだろうか?と気になっていたのだが、敵対する意味を踏まえたうえでクリーオウにそうさせることが今回の芯にあった、と思えばいいのだろうか。
 クリーオウの行動をあえて意味づけるなら、「緑」でのライアンや「扉」でのオーフェンに対する「敵対」に決着をつけたということだろう。あくまでこじつけだが。

 ところでクリーオウが剣を蹴り上げてたのを見て「おんなじことをやったキャラがいたなぁ」と思っちゃったんだが、そーゆーことをほざいてもいいスか?

ページ移動