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あそこそ16日

 かなり待ったが何の音沙汰もなく、これはきっと早朝に更新というパターンだろうと床についたら深夜3時に更新されていたと知り、あと30分ねばればよかったと歯ぎしりをする。

 さて、私はコギー(たぶん)がちゃんと仕事の話をしていることに驚愕しつつ「どのみちダンナが(略)」と自棄になればいいのか。はたまた「そいつ」がサルアなのかどうかでやきもきすればいいのか。
 いったいどうすればいいのだろう?

 まあそのような葛藤はどうでもよろしい。本日の更新分で細かいことが気になった。
 コギーは「半年前から何度か名を聞いていたサンクタムという殺し屋が、とうとうアーバンラマ近郊に現われたらしい」と言った。はて、なぜコギーはサンクタムの名を知り得たというのだ。
 9月25日付の更新で、イザベラはサンクタムについては「貴族連盟から魔王暗殺の指令を受けたということ以外は不明」と述べている。また27日付では「アーバンラマは閉鎖され連絡は取れない」とも。
 サンクタムの噂が聞こえてきた、というのがまずよくわからない。わざわざ自分の名と存在を喧伝して歩くというのは暗殺者として不自然すぎるし、それに閉ざされたアーバンラマ内でどうやって外の噂を入手できたのか。
 後者については、戦争開始時より状況が変化したためアーバンラマ側も門を開いて情報を入手しようとしている、とこじつけられなくもない。しかし前者はどうか。
 イザベラが――というよりフォルテがサンクタムの情報を掴めたのは間違いなくネットワークの力によるものだから、普通なら知り得ない情報を持っていても不自然ではないのだが。
 というわけでいろいろ考えてみた。
 可能性1。貴族連盟がサンクタムの存在を大々的に広めている。つまり情報戦の一種。
 可能性2。オーフェンに自分の存在を伝えるのがサンクタムのねらい。挑発し、オーフェンが自分から出てこざるを得ないよう仕向けている。ラストシーンはふたりによる荒野の決闘。
 可能性3。いや待て、サンクタムと一緒にいるのはクリーオウだ。しかもサンクタム=コルゴンは天然。それらふたりのパワーが合わさり、おそらくアーバンラマ近郊で本一冊の分量に相当するくらいの、とんでもない事件に巻きこまれたのだろう。それこそ閉鎖された門の内側まで名前が伝わるくらいに。
 可能性4。話の都合。……とまあぽちぽち考えてはみたものの、本筋ではあまり触れられないだろうな。さて「そいつ」がサルアなのかどうか気にしつつ、今晩の更新を待つこととしよう。<結局そこなんかい

オタの魂百までも

 先日の記念番組で「このまちだいすき」が出なかったことに納得がいかず、いろいろと調べていたらあの番組は当時からオタ的にアレな感じだったと知って複雑な心境である。
 見ていたころは何も知らぬ清らかな子どもだったのにー。第1話サブタイ「シラベル 大地に立つ」の元ネタなんてもちろん知らなかったのにー。やはり気質からしてオタだったのだろうか、私。
 拍手ありがとうございます。はげみになりますっすー。以下はコメントいただけた方へのレスです。


虚。

 古人曰く、読みたいものを書くのが同人の醍醐味であるという。
 私もそれにならい、解釈を通り越してもはや妄想レベルに達したシロモノを日々書き散らし……すみません、いま嘘をつきました。日々ではなく時々ですよねこの更新ペース。
 さておき。基本的に私の書くものは「こういうのが読みたい」という願望と、「この作品の意味ってどんなもんじゃろ」という感想の二本柱で成り立っている。なかには009の「ちう企画」のように、はたして私に「いちゃでらぶであま」なものが書けるのか?!と自分の限界に挑戦したものもあるが。
 また「こういうのが読みたいんじゃよー。てかこのキャラいつまで経っても原作に出てこないんじゃよー」と血の涙を流しながら書いたものの場合、読み返して自分で萌えるということを周期的にやりたくなる。むしろ、今現在進行中でそのパターンに陥っている。なにせ自分のツボを綿密に配置した話であるので、際限なくえへらえへらすることが可能。適度に忘れたころに読み返せば効果倍増だ。
 そんなことをしていて虚しくないのか?
 もちろん虚しいにきまっているではないか。

 てなわけで、もっか萌えと虚しさの自家中毒状態である。ボスケテ。

ポメラ入れ

 おそらくは「いいかげんに買えよ」と思われているかもしれない、またしても持ってもいないポメラの話題である。
 ポメラには専用ケースがいくつか発売されている。メーカーが出した純正品、ITmediaとランドアートが共同開発したものがそうだ。
 純正品は革製ということもあって、かなりしっかりした作り。一方ランドアート製のケースは、材質が工業用緩衝材であるためにスポンジで覆っているような外見がネックだが、いちいち取り出したりせずケースに収めたままでタイピングできるのが最大の利点だ。
 また専用ケースを使わずとも、ポータブルHDDや電子手帳用のケースを流用するという手もある。
 しかしネットをうろうろしていたら、冬コミでポメラの革製ケースを販売していたサークルさんがいらしたとの情報を発見。
 こここ、これは……欲しい。完売していて通販もしないというのが心底残念だ。いやそれ以前にポメラ本体をまだ持っていないのだが。
 さらに冬コミではポメラ本まで出ていたとの噂。あなどりがたし、コミケ。

内藤泰弘「血界戦線」

 ジャンプSQで内藤御大の新作が今号より短期連載なりよひゃっほー。昨年5月に同誌で掲載された読みきり「血界戦線」を連載用に組みなおしての再登場。
 コマの隅から隅まで満ちた内藤ワールドに読んでるだけでテンションだだ上がり。また読みきり版よりも世界観の広がりが感じられ、その点も嬉しい。
 今回の連載と読みきり、もう1話なにか加えたら単行本になるなあ。いっそアワーズに掲載された「CALL XXXX」(訂正。アワーズに載った読みきりは「SATELLITE LOVERS」だった)とか。
 どーでもいいが内藤立ちで黒髪黒スーツの絵面は心臓に悪いのでやめていただきたいものだ(笑)。いや今回のは女キャラなんだけど。

ETV50周年

 なんとまあ嬉しいことに拍手をいただきやしたぜ旦那(嬉)。

 この年末年始は濃ゆいドキュメンタリーや教養系の番組をたくさん見たので満足なのである。……いや、BSが映ればもっと面白げなのを見られるんだろうけどさ(さめざめ)。
 さて今年はNHK教育が50周年ということで、それを記念してこの50年を振り返るという番組をやっている。火曜日の子ども番組特集、水曜日の学校放送特集は懐かしさに「ををを」となりっぱなしだった。
 案外覚えてるもんだと思ったのが、子ども番組特集で紹介された「ばくさんのかばん」。タイトルを聞いた瞬間、「あ。見てた」となぜか確信。映像を見ても覚えはまったくないし、つられて「こんなことがあった、あんなことがあった」と思い出すということもない。なのに確かにこれを見ていたという思いがわきあがってくる。
 ほかにも「ワンツーどん」や「できるかな」などなど、数々の映像が私のハートに直撃である。ひとさし指で天を指し、「宇宙人のテレパシー」と歌いながら回った記憶をお持ちの方もおられるのではないだろうか。……いや私のクラスでは集団でやっていたんだってば。
 まあローカルな話はともかく、ゲストとしてのっぽさんが出ていたのだが、言葉の端々から子どもにたいして真摯に向き合っている方だということがうかがえた。いい役者さんだなあ。

 学校放送特集では「たんけんぼくのまち」のチョーさんがゲストで登場していた。サイゼロ方面の方には、007役の長嶋雄一と言ったほうが通りがいいかもしれない。現在では「チョー」を芸名にしてしまったそうだ。
 そして「たんけんぼくのまち」といえば、あの毎回最後にチョーさんが作る町の地図である。大きな白紙が下書きもなく一気に埋め尽くされていくのに憧れたものだ。何?早回しだと?野暮なことは言うでない。
 ところで学校放送の内容は学習指導要領に沿って作られており、この「町の地図」も実は小学校社会科の単元にあるのだとか。言われてみれば、そんなものを授業で作らされた気もする。
 てか、「たんけんぼくのまち」がメインになるのは当然のこととしても「このまちだいすき」がカケラも出てこないとは何事だ。私はあの番組のおかげで、銚子市にたいして親近感を抱いていたり、なんの自慢にもならないが今でも主題歌を歌えるほどだというのに。
 そういえばシラベルの超能力って結局全部出てきたのだろうか?たしか毎度おなじみ瞬間移動のほかに、「透視」など3つの能力があるという設定だったと記憶しているのだが。あとの2つはなんなのだろう。

初夢なしは味気ないが

 2日の夜にみる夢を初夢といふそうな。しかしながら、2日の晩は徹夜をしたため、今年は初夢はなしということになるだろうか。それはそれで味気ない。
 いや待てよ、昼寝をしたからそのときの夢を初夢と解釈すれば問題ないかも。ちなみに昼寝時みた夢の内容は「住んでいるマンションから住民全員が立ち退きになり追い出されるが、行く当てもなく、しかたなしに玄関ロビーに段ボールを持ちこんで寝泊りする」というものだった。しかも閉鎖されたものだから勝手に侵入されないよう、外から廃材が打ちつけられていてやたら暗い。一応、いてはならないことになっているため物音を立てないよう静かに暮らす……というなかなか洒落にならない内容。
 ……やっぱり初夢なしの味気ない正月でいいや。
 遅くなりましたが以下はレス。


あそこそ4-7日

 バトルがあっさり終わっちゃったので、多少のものたりなさを感じる。やっぱり一番は魔術と体術を組み合わせて繰り広げられるオーフェンの戦闘描写だよなあ。「あそこそ」で今後オーフェンがバトることはあるのだろうか。

 「オーフェン」における「二大わからんキャラ」、その片割れであるコルゴン。この章でだいぶ――東部編を読んだときに比べて、という意味でだが――コルゴンがどのような人間なのか見えてきたように思う。「はぐれ旅」本編を読んでいた当時は、コルゴンが「何をしているのか・何をしたいのか・何をしようとしているのか」がさっぱりわからず、キャラクター造形もどこか茫としていて掴みづらかった。いや、むしろ東部編は構造そのものからして茫洋としているのだが。
 作中で具体的な行動や表現をいくら示されても、どこかそれらが表面的な言い様に見えて、作者の用意した台本をなぞっているようなあまり立体的でない存在、それがコルゴンにたいする印象だった。
 キャラクター造形といっても、生い立ちやら設定やら性格やらを指して言いたいのではない。東部編におけるコルゴンはただ作者から与えられた「役割」を遂行するためのキャラクターであり、しかもその役割すらさほど重要なものではなかったので、出ずっぱりにもかかわらず鍵となるキャラクターには見えなかった。
 いや重要でない、というのは安易な表現だな。もう少し細かく言ってみよう。印象的なシーンを演出する役割を負っていたのだが、役割そのものに関しては印象的でなかったのだ。ざっと東部編を読み返した限り、コルゴンはどこか宙に浮いた存在といおうか、中途半端な扱いだったように思えるのだ。
 平たく言えば、私にはコルゴンが窮屈で広がりのない造形をなされていると見えていた。
 あ、そうか。「同質にして正逆」が第三部のキーワードなのだな。……と、きわめていまさらなことにたいして納得する。いや、仮にも東部編での重要なキャラだと思われたコルゴンについての説明を、東部編ではなく後日談でやる理由がよくわからなかったので。

 そして「二大わからんキャラ」のもう片方、というかコルゴン以上にわからんのがクリーオウだが、こちらは今もってやっぱりわからない(笑)。リアルタイムで読んでいたころもそうだったし、多少文章を読むということを身につけた今ならどうだろうと読み返しても結果は同じだった。
 せっかく「オーフェン」熱が高まっていることであるし、クリーオウについてはいずれわからんなりに考えをまとめてみたい。<できるのか?
 ところでコルゴンが登場するはるか前、さる即売会で「コルゴン×コミクロン」という内容の同人誌を発行した猛者を見かけたことがあるのだが、そこでのコルゴンはどういう人物だったのだろう。実際に手に取ってみなかったことが悔やまれる。

あそこそ3日

 あ、やはしそうなるのね。

回し者2号

 私も某Kさんを見習い、えぬえちけいの回し者になるのである(笑)。
 以前NHKで放映された、ポーランドの映画監督アンジェイ・ワイダについてのドキュメンタリーが3日夜10時、教育テレビで再放送される
 私ごときが言うのもおこがましい話だが、モノカキ的に……というか表現するということに関して非常に感銘を受けた番組なので、おすすめにまわる。
 そこな皆様も正月早々、重たい内容で胃もたれを起こしてみてはいかがだろう。<それで勧めてるつもりか?

 てか、ちょっと期待したけどBSでやってた長尺版やのうて短縮版の方なんかい。くそぅ面白いのを見たけりゃ出すもん出せとゆーことかぁッ!と、ちと気炎を上げてみたり。

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